2020年7月
午前のおやつ
両対局者の午前のおやつには、シーキューブの「焼きティラミス」や「ベリーウィッチ」、王様堂本店の「昔かきもち」が用意されています。
【シーキューブ】https://ccc-c3.jp/
【王様堂本店】http://www.osama-do.co.jp/
戦型はゴキゲン中飛車に
開始前の様子
対局開始
第2局は7月10日(金)に対局
里見香奈清麗に上田初美女流四段が挑む第2期ヒューリック杯清麗戦五番勝負は、里見清麗が先勝して7月10日(金)の第2局を迎えます。
対局は東京・将棋会館「特別対局室」で行われ、9時開始。持ち時間は各4時間(チェスクロック使用)、使い切ると一分将棋。先手番は第1局と入れ替わり、上田女流四段の先手番です。途中、12時~13時まで昼食休憩が入ります。立会人は飯野健二八段、記録係は高浜愛子女流2級が務めます。
【主催】ヒューリック株式会社
中継は棋譜・コメントを琵琶記者が、本ブログは康太が担当します。よろしくお願いいたします。
感想戦の様子
終局直後の様子
終局直後、両者にインタビューが行われた。
先勝した里見清麗。
【里見清麗の談話】
――中盤、▲6四角(57手目)あたりから、局面が激しく展開しましたが、形勢はどう見ていましたか。
「本当はもう少しじっくり戦うつもりだったのですが、ちょっと手厚くする指し方がわからなくて」
――▲6四角は27分の長考でしたが、何か予定変更はあったのですか。
「そうですね。その前の▲3五歩に△2四飛を本線に読んでいて、本譜の△同飛なら手厚くできそうな気がしていたのですが……。本譜は攻め合いになったのですが、ちょっと本意ではなかったですかね」
――勝ちになったと思った局面はどのあたりでしょうか。
「こちらも玉が薄いので、最後まで怖い局面が続きましたが、最後の▲1一竜(93手目)のところは勝ちになったかなと」
――第2局に向けての抱負をお願いします。
「すぐに第2局になりますが、先後も決まっていますので――体調に気を付けて調整したいと思います」
上田女流四段。
【上田女流四段の談話】
――4手目△3二飛で相振り飛車にされましたが、これは用意された作戦でしたか。
「そうですね。初手▲5六歩なら、△3二飛の将棋を指そうかなと思っていました」
――中盤、△4六歩(44手目)から継ぎ歩攻めされたあたりは、手応えを感じていたりしましたか。
「難しいと思っていて。手応えというよりは、攻めが間に合わなくなるのが一番怖かったので。ある程度、きっかけを作っておきたいという気持ちがありました」
――形勢が苦しくなったと感じたのはどのあたりでしょうか。
「△7二玉(70手目)と上がるところは、本当は△2四歩と桂を取りたかったのですが、▲8三桂の筋が気になってしまって。当初は取るつもりで指していたので、予定変更では苦しくなった気がします」
――第2局に向けての抱負をお願いします。
「1週間弱ですが、しっかり準備して臨みたいと思います」
里見清麗が先勝
第2期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第1局は先手番の里見清麗が勝ちました。終局時刻は16時48分。消費時間は、▲里見2時間48分、△上田3時間58分。第2局は7月10日(金)、東京・将棋会館で行われます。
後手追い上げる
図は16時10分頃の局面。
苦しいと見られていた後手ですが、最終盤にきて先手玉に絡みつくことに成功しました。まだ先手よしと見られてはいますが、一勝負できる形に持ち込んでいるようです。いよいよ勝負は大詰めを迎えました。