花束贈呈のあとは対局者が本局の意気込みを述べました。 里見女流五冠「第1期ヒューリック杯清麗戦、初めてのタイトル戦に対局者として大きな舞台に立つことができて幸せに感じます。石川に来させていただくのは今回が初めてになります。地元の島根県が同じ日本海側ということで、大阪から電車できたのですが、景色が本当に綺麗で地元を思い出すような感じでリラックスしました。こちらにきて地元の方とお話をさせていただいたのですが、皆さんとても温かくて大変リラックスをさせていただきました。ありがとうございます。明日は自分の力を精一杯出せるように、4時間という持ち時間の長い棋戦ですので、しっかり考えながら指し進めていきたいと思います。今回、第3局開催にあたり関係してくださったすべての皆さまに感謝を申し上げまして私のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました」
甲斐女流五段「いつも前夜祭の場では緊張してしまうことが多いのですが、今日はすごくリラックスできています。金沢にくるのが2、3年ぶりぐらいで、久しぶりだったのですが、どこかホッとする場所というか、金沢駅を降りた瞬間に懐かしいなぁという風に感じました。母方の実家が七尾市にありまして、夏休みのたびに家族で一週間ぐらい過ごしました。いろいろな思いがあふれてくるような場所だなとあたらめて思いました。清麗戦第3局ということで、大きな励ましの声をいただきました。気合が入ったといいますか、明日の対局はよい内容の将棋が指せるように精一杯頑張りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。どうもありがとうございました」
(書き起こし=琵琶 写真=銀杏)