2018年11月 6日 (火)

まもなく三番勝負開幕

里見香奈倉敷藤花に谷口由紀女流二段が挑む第26期大山名人杯倉敷藤花戦(主催は倉敷市・倉敷市文化振興財団・山陽新聞社)三番勝負がいよいよ開幕します。
第1局は11月6日(火)に東京都渋谷区、東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間はチェスクロック使用で各2時間。使いきると60秒未満での着手になります。先後は振り駒で決定されます。
立会人は田中寅彦九段、記録係は山根ことみ女流初段が務めます。

Dsc_0002(今朝の特別対局室)

本局のTwitter解説は星野良生四段が担当いたします。
【日本将棋連盟モバイルTwitter】
https://twitter.com/shogi_mobile

中継は棋譜コメント入力が文、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いします。

【倉敷市】
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/

【倉敷市文化振興財団  アルスくらしき】
http://arsk.jp/

【山陽新聞社】
http://c.sanyonews.jp/

2018年9月28日 (金)

第26期倉敷藤花戦 三番勝負の日程

第1局 11月6日(火)東京都渋谷区「東京・将棋会館」
第2局 11月24日(土)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月25日(日)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」

本局の中継は以上で終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。

(玉響)

インタビュー

感想戦終了後、主催紙の山陽新聞社によるインタビューが行われました。

【谷口女流二段の談話】
―― 相振り飛車になりましたが、予想されていた戦型だったでしょうか。

谷口 そうですね。相振り飛車になるのは間違いないかと。
―― 序盤、中盤を振り返っていかがでしたでしょうか。
谷口 後手番のわりには動けているので悪くない展開かなと思っていたんですけど、動いたほうが悪くなる感じで、一手一手が難しかったですね。
――優勢と感じられたのはどのあたりでしょうか。
谷口 △2七角(78手目)と打ち込んでいったところは、自分のほうが指しやすいという感じがしましたが、△5二銀(98手目)があまりよくなかったです。そこからは難しくなったか、もしかしたら悪くなっているかもと思っていました。
――勝ちを意識したのはどのあたりでしょうか。
谷口 具体的には△7二同銀(136手目)と、と金を払ったところです。自玉に王手が掛かりづらいのと、敵玉の寄せが見えてきたので。
――2016年以来、2年ぶりの三番勝負ということで、それに向けての抱負をお願いできますか。
谷口 まだ終わったばかりで何も考えていないんですけど、2年前よりいい将棋を指したいなと。
――2年前も同じ里見香奈倉敷藤花との対局でした。
谷口 2局目、3局目の内容が、ふがいなかったので、2年間やってきたことを盤上で出せればいいかなと思います。


【中村真女流三段の談話】
――相振り飛車は予想されていましたか。
中村 そうですね。(過去の対戦でも)ずっと相振り飛車になっているので。
――角を切られて清算したところ(73手目)は形勢はどのように考えられていましたか。
中村 常に難しいんですけど、思っていたより2六の拠点が重かったですね。▲8四歩のタイミング(69手目)を逃してしまったのが、あまりよくなかったかもしれないです。
――指しやすいと思った局面はありましたか。
中村 ▲4二角(101手目)打ったところは勝負になったかなと思っていました。

(玉響)

感想戦

20180928a7303109(自身2度目となる三番勝負進出を決めた谷口女流二段)

20180928a7303088(中村真女流三段は終盤で追い上げたが届かなかった)

20180928a7302970

20180928a7302995

20180928a7303213

(玉響)

谷口女流二段が挑戦権を得る

Kurashikitouka201809280101152152手まで、谷口由紀女流二段が勝って三番勝負出場を決めました。終局時刻は15時7分。消費時間は、▲中村真2時間0分、△谷口2時間0分。第26期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第1局は11月6日(火)東京・将棋会館で行われます。

(八雲)

後手勝勢

20180928_130図は△2六香と打った局面。この手は△2八金以下の詰みを見ており、厳しい一着です。先手は戦力不足に加え、受けに適した駒がないのがつらいところです。

(玉響)

後手優勢

20180928_77_2上図は8九にいた桂を9七に跳ねて銀取りを防いだ局面。

ここで谷口女流二段が△2七角と豪快に切り込んでいきました。

86手目△7九飛成では、△7八飛成(△5八竜▲同金△3八金の狙い)も厳しそうと控室では言われていました。形勢は後手優勢になったと見られています。20180928_86_2

(玉響)

カテゴリ