▲7六歩△3四歩▲7五歩に、里見倉敷藤花は△8八角成と角を換えました。この出だしは両者間では甲斐女流王位の先手局で3局あり、甲斐女流王位の2勝1敗です。ここでは▲同銀も▲同飛もありますが、本局では▲8八同銀と取りました。
その後駒組みがありましたが、里見倉敷藤花が△5五歩と突き、いきなり決戦になりました。
▲5六同歩なら△6五角と打つ狙いです。
本譜は▲6六角と打ち、香取りを見せて△5六歩の取り込みをけん制しましたが、それでも里見倉敷藤花は△5六歩と取り込みます。
大盤解説会では△5六歩以下、▲1一角成△2二銀▲1二馬△5七角▲3八玉△2四角成(参考図)として、△5七歩成と△3三馬~△1一銀の狙いがあります。
(翔)
おはようございます。本日10時より、第21期倉敷藤花戦三番勝負第1局が行われます。先後は振り駒で決定します。
本局のツイッター解説は渡辺大夢四段です。
渡辺四段の解説は日本将棋連盟モバイルのアカウントでご覧になれます。また、棋譜のコメント欄にも随時転載してまいります。
現地大盤解説会は10時開場、入場無料です。
(昨日、出雲縁結び空港にて)
(翔)