前夜祭(3)
両対局者はあいさつの後に退出し、関係者のみの会食となりました。
(北村實・大山名人記念館館長が乾杯の音頭を取った。北村さんは7月に第77回岡山県文化賞が贈られた)
(立会人の千田翔太八段と記録係の砂原奏女流2級が見どころを述べる)
(千田八段が立会人を務めるのは、今年4月の第51期女流名人戦第4局に続いて2回目)
千田八段「持ち時間が短くてスピーディーなこともありますが、勢いに乗るお二人の対局ですと、渋い手というよりは、うなるような手が多く飛び出すんじゃないかなと、私自身はワクワクしています。切れ味を伴った、ねじり合いのシリーズになるんじゃないかと期待しております。戦型は相振り飛車の可能性もありますが、伊藤さんは居飛車を多用されていますから、対抗形になるんじゃないかなと思っています。振り駒次第ですね。充実した福間さんの老獪でもある指し回しを、伊藤さんがどう乗り越えていくか、そういう戦いになるんじゃないかなと思います」
