2019年4月 6日 (土)

Dsc_1611(昼食休憩時の対局室)

Dsc_1627(対局は12階で行われているので、眺めがよい)

Dsc_1617(現局面)

Dsc_1622(高見叡王の王将)

Dsc_1623(永瀬七段の玉将)Dsc_1618(高見叡王のほうが時間を多く使っている)

43

12時30分、ここで高見叡王が39分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時30分から1時間。消費時間は▲永瀬39分、△高見1時間49分(持ち時間は各5時間)。 

対局者の昼食は、高見叡王が揚州チャーハン、小籠包、ウーロン茶。永瀬七段が揚州チャーハン、小籠包、豚肉とへちまとえび蒸餃子、麻婆豆腐(辛さ普通)、クラブハウスサンド、グレープフルーツジュース、ホットコーヒー。

Dsc_1605(高見叡王の昼食。揚州チャーハンは2人前ぐらいあった)

Dsc_1606(小籠包は台湾名物のひとつ)

Dsc_1590(永瀬七段の昼食。全部で4人前ぐらいあった)

Dsc_1592

Dsc_1597

Dsc_1598

393八の飛車を3六に浮いたのは、▲3五銀~▲3七桂と組む狙いですが、高見叡王が△8六歩▲同歩△8五歩と仕掛けました。
42▲8五同歩は△同桂▲8八銀△8七歩▲同金△9七桂成。

48
▲9七同香は△8六歩▲7七金△同角成▲同桂△8七歩成で崩壊します。

控室でも継ぎ歩は指摘されていました。見つけたのは「木村さん」(鈴木九段)、「大ちゃん」(木村九段)と分かれていますが、評判は「後手が機敏に動いてペースを握ったのでは」で一致しています。

34
戦型は角換わりになりました。木村九段、三浦九段のコメントは以下の通りです。

「永瀬七段が腰掛け銀ではなく早繰り銀を採用し、後手が△3三角と手放す展開になりました。私は昨年の王将戦の▲渡辺明-△豊島戦で、先手が快勝したのが印象に残っています。後手は玉形がまとめにくいので、このまま攻められないときつくなります。3三の角が働くかどうかですね。先手は玉を固めてから攻めればいいので、方針がわかりやすいといえます。▲6六歩を突くかどうかがひとつのポイントです」(木村九段)

「先手が▲6八金右から固めた場合は、後手は何もしなかったらひどい目に合うので攻めていきますが、居玉なので反撃の当たりが強いです。形勢は互角でも、実戦的には先手が勝ちやすいので、高見さんがどうバランスを取るかが大事ですね。後手は悪くなるとそのままだめになるので、神経を使います」(三浦九段)

Dsc_1582(11時過ぎの控室の様子)

Dsc_1544(9時48分、挑戦者の永瀬七段が入室)

Dsc_1546(身の回りを整え、メガネを拭いた)

Dsc_1541(永瀬七段のお盆には、生茶やコーヒに加えて、バナナが用意されている)

Dsc_1550(高見叡王は9時53分に入室した)

Dsc_1554(上座の高見叡王が駒箱を開ける)

Dsc_1556(王将を据える)

Dsc_1560(下座の永瀬七段)

17時ごろ、圓山大飯店で対局検分が行われました。

Dsc_1383 (高見叡王)

Dsc_1387 (永瀬七段)

Dsc_1390

(皆が見ている先には……)

Dsc_1392(東に大きな窓。12階ということもあって台北市内を一望できるが、日光が直射しては対局しにくい。明日に改めて確認し、必要があれば調整するということで合意された)

本日の更新は以上で終了です。食事会や観光の様子は、明日に掲載いたします。

2019年4月 5日 (金)

関係者は羽田空港に集合し、8:50分発の台北・松山空港行きの便で向かいました。

Dsc_1184

(7時ごろの羽田空港国際線ターミナル。大勢の旅立つ人で、活気にあふれていた)

Dsc_1185

Dsc_1186 (永瀬七段は初の海外)

Dsc_1190(高見叡王。昨年の叡王就位式でドイツ旅行をプレゼントされ、10月に観光した)

【日本将棋連盟HP:第3期叡王就位式・祝賀パーティーの模様】
https://www.shogi.or.jp/news/2018/07/3_47.html

Dsc_1193(記録係の梶浦四段も、初の海外)

Dsc_1197(日本将棋連盟常務理事の鈴木大介九段も同行)

Dsc_1198(立会人の木村九段)