戦型は矢倉に 本局は先手番の斎藤八段が矢倉を目指しました。前夜祭では相掛かりが本命と見られていただけに意外な印象です。伊藤叡王は主流になっている角道を止めない急戦策で対抗しました。昔の矢倉は互いにがっちり組む相矢倉が主流でしたが、近年は主導権を握りやすい急戦矢倉の評価が高まっています。手元のデータベースで▲7六歩△8四歩▲6八銀という矢倉の立ち上がりを調べると、ここ数年は先手勝率が5割を切っていました。それだけ急戦策は優秀な作戦といえます。斎藤八段の作戦に注目です。