2023年5月 6日 (土)

か茂免

Img_1694(第3局が指されている「か茂免」の正面入口)

か茂免(かもめ)は1928年(昭和3年)に創業。5年後の2028年には100周年を迎える名古屋を代表する老舗の料亭で、JR名古屋駅から車で北東に20分ほどの所に位置します。名古屋の街並み保存地区にも指定されている白壁に1000坪の敷地を有し、大小10室の座敷は昔ながらの数寄屋造の趣を今に伝える佇まいとなっていますが、これらは尾張徳川家中級武士の安藤十次郎邸跡を中心に構成されています。また、料理は伊勢湾、三河湾、濃尾平野の地元は元より、全国各地から選りすぐりの食材や珍味を取り寄せた日本料理を美味しくいただけます。ちなみに第6期の第3局における昼食では、藤井聡王位・棋聖(現叡王)がか茂免の名物料理であるすっぽん仕立てのスープにきしめんの入った「ぽんきし」を注文したことでも話題となりました。

Img_1707(横からのか茂免。正面と比べて、同じ建物とは思えないモダンさだ)

Img_1682(「植治」こと「七代目小川治兵衛」作庭の庭園。植治は近代日本庭園の先駆者とされる作庭家である)

Img_1674(屋敷内2階から見た庭園)

Img_1686(屋敷内には第60期王位戦七番勝負第1局で来訪した、豊島将之王位(現九段)と木村一基九段の揮毫色紙が飾られていた)