か茂免(かもめ)は1928年(昭和3年)に創業。5年後の2028年には100周年を迎える名古屋を代表する老舗の料亭で、JR名古屋駅から車で北東に20分ほどの所に位置します。名古屋の街並み保存地区にも指定されている白壁に1000坪の敷地を有し、大小10室の座敷は昔ながらの数寄屋造の趣を今に伝える佇まいとなっていますが、これらは尾張徳川家中級武士の安藤十次郎邸跡を中心に構成されています。また、料理は伊勢湾、三河湾、濃尾平野の地元は元より、全国各地から選りすぐりの食材や珍味を取り寄せた日本料理を美味しくいただけます。ちなみに第6期の第3局における昼食では、藤井聡王位・棋聖(現叡王)がか茂免の名物料理であるすっぽん仕立てのスープにきしめんの入った「ぽんきし」を注文したことでも話題となりました。
(横からのか茂免。正面と比べて、同じ建物とは思えないモダンさだ)