2021年9月13日 (月)

「十二番勝負」の連戦

豊島叡王と藤井王位・棋聖は、今回の叡王戦五番勝負と並行して、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負でもタイトルを争いました。王位戦は4勝1敗で藤井王位・棋聖が防衛。叡王戦はどちらが制し、合わせて「十二番勝負」の連戦はどのような決着を迎えるのでしょうか。藤井王位・棋聖は第34期竜王戦で挑戦者になり、竜王を保持する豊島叡王と七番勝負を戦うことが決まっています。タイトル戦での対戦が続くことは、両者の活躍ぶりを示す証左といえるでしょう。

同じ年度に対戦が続いた例では、羽生善治九段と佐藤康光九段が2005年に棋聖(五番勝負)、王位(七番勝負)、王座(五番勝負)のタイトルを争って「十七番勝負」の連戦を経験しています。さらに2人は年明けから王将(七番勝負)を懸けて戦いました。結果はすべて防衛。この年度は羽生九段が王位、王座、王将を、佐藤康九段が棋聖を防衛しています。