2018年5月12日 (土)

谷川九段の見解

Img_5037 「序盤は金井六段がうまく指していた感じでしたが、中盤に入ったところで少しチグハグな指し手があって、いまは先手の高見六段にチャンスが来ている感じがします」(谷川九段)

谷川九段は1985年の名人戦七番勝負第1局と、90年の同じく名人戦七番勝負の第3局で名人として松島で防衛戦を戦っています。そのことを谷川九段に聞いてみると、「どちらも中原先生が相手で、こちらがよさそうな将棋をうまく逆転されて負かされたんです。当時は苦い思い出でしたね」と思い出を語ってくれました。

60_222時45分頃の局面。後手は端攻めからと金を作り、先手は角を切って中央に戦力を集めています。