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両者は井上慶太九段門下で、先にプロ入りを決めたのは藤本四段でしたが、上野四段が兄弟子にあたります。奨励会三段時代を含めて公式戦対戦はありません。奨励会三段リーグでは1度だけ対戦しており、第70回(2021年10月~2022年3月)に藤本四段が勝利を収めていました。
新人王戦決勝三番勝負は、関西対決というだけでも珍しい例(ただし前期も関西対決)ですが、同門対決となるとじつに42年ぶりのことで過去3例しかありません。
第12期(1981年) 田中寅彦五段-伊藤果五段 (故)高柳敏夫名誉九段門下
第9期(1978年) 小阪昇四段-森安秀光七段 (故)藤内金吾八段門下
第2期(1971年) 若松政和四段-森安秀光五段 (故)藤内金吾八段門下
(左が新人王戴冠、対局者の肩書は当時のもの)
(虹)
第54期新人王戦は、藤本渚四段と上野裕寿四段がトーナメントを勝ち上がり、あとは決勝三番勝負を残すのみ。井上慶太九段門下同士の対戦で、どちらにとっても初の新人王戴冠が懸かるシリーズとなります。藤本四段は現役最年少棋士、上野四段はこの開幕局がプロ入りして初の公式戦です。
第1局は10月2日(月)に大阪市福島区「関西将棋会館」で行われます。対局開始は10時。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。番勝負開幕局の先後は振り駒で決定します。昼食休憩は12時から12時40分。立会人は桐山清澄九段、観戦記の執筆は村田智穂女流二段、記録係は清水航三段(伊藤博文七段門下)がそれぞれ務めます。
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【同門の兄弟弟子対決 手の内熟知 目の離せぬ展開に 将棋第54期新人王決勝戦 来月2日から|しんぶん赤旗】
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(虹)