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新人王戦の決勝三番勝負を調べると、四段同士の決勝はこれまでに6回ありました(下表の左側が優勝者、段位は当時)。今期は7回目になります。
2007年 第38期 村山慈明四段-中村亮介四段
2006年 第37期 糸谷哲郎四段-横山泰明四段
1987年 第18期 森内俊之四段-飯田弘之四段
1985年 第16期 井上慶太四段-森下卓四段
1982年 第13期 小野修一四段-島朗四段
1980年 第11期 森信雄四段-島朗四段
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決勝に勝ち進んだ両対局者の歩みを振り返ります。
石田四段は第41期から新人王戦に参加。今期は渡部愛女流初段、阿部光瑠六段、池永天志三段、八代弥五段に勝って初の決勝進出を決めました。所司和晴七段門下で、観戦記担当の渡辺女流初段とは同門です。
増田四段は第44期から新人王戦に参加。今期は高野智史四段、高見泰地五段、西田拓也三段、青嶋未来五段に勝って初の決勝進出を決めました。師匠の森下卓九段は第21期の新人王です。
【第47期 新人王戦】
http://www.shogi.or.jp/match/shinjin/47/index.html
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新人王戦で優勝した棋士は、その多くが後にタイトルを獲得するなど大きな活躍をしています。東京・将棋会館の販売コーナーにある揮毫扇子から、歴代新人王を紹介します。
(左から渡辺明竜王、森内俊之九段、佐藤天彦名人の揮毫扇子。渡辺明竜王は第36期、佐藤天名人は第39期・第42期、森内九段は第18期・第22期・第24期に優勝している)
(広瀬章人八段は第40期に優勝)
(左から三浦弘行九段、藤井猛九段、木村一基八段の揮毫扇子。三浦九段は第29期、藤井九段は第27期・第28期・第30期、木村八段は第33期に優勝した)
(左は青野照市九段、右は羽生善治三冠の揮毫扇子。青野九段は第5期・第10期、羽生三冠は第19期に優勝)
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新人王戦はしんぶん赤旗が主催する棋戦。26歳以下で五段以下の棋士、成績選抜された26歳以下の女流棋士4名、前期三段リーグ成績上位者、赤旗名人戦優勝者に参加資格があります。三段が参加できる数少ない公式戦であり、若手の登竜門として知られています。
9月30日には囲碁の新人王戦決勝三番勝負第2局が行われ、大西竜平二段が新人王の栄冠に輝きました。16歳6ヵ月での優勝は最年少記録です。
本局の観戦記を担当するのは渡辺弥生女流初段。しんぶん赤旗の特集ページには、渡辺女流初段による見どころ紹介があります。
【本格派と力戦派 熱い対決】
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/04eb84c5f1a7fb7b4f1e2289c71089bd6fd7eab5.jpg
(控室で談笑する田中寅九段と渡辺女流初段)
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