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(昨日までのぐずついた天気がウソのように青空が広がる)
(吟)
(両対局者のおやつはいちじくのタルトと紅茶)
(PARADIS 千駄ヶ谷店のタルト)
(控室にもおやつが届いた)(吟)
(鈴木大介八段が控室を訪れ、口頭で北浜八段と検討)
(飯野愛女流1級も控室に。控え目に継ぎ盤を見る)
(やがて継ぎ盤の前に座り、渡辺女流初段と盤をはさむ)(吟)
北浜八段が準優勝したのは第31期新人王戦。ベスト4の顔ぶれを見ると深浦康市六段(現・九段)、鈴木大介六段(現・八段)、北浜健介六段(現・八段)、山崎隆之四段(現・八段)と重厚だ。
「ベスト4は山崎さんがフレッシュで、あとは……私と指したとき山崎さんは19歳だったんですか、うわぁ~」と北浜八段は振り返る。現行の制度では六段は出場できない。当時は持ち時間はトーナメントが4時間、三番勝負は5時間だった。
「決勝は3局とも角換わりだったのは覚えているのですが、あとは忘れました」と北浜八段。
(今朝、両対局者を見守る北浜八段)
(闘志を燃やす佐々木五段)
(角を打たれて局面は難所。阿部四段の手は動かなかった)(吟)
(誰もいない休憩中の特別対局室)
(左が下座の阿部四段。脇息の下に腕時計、大渋扇が置かれている。右の佐々木五段は懐中時計とため塗りの扇子)(吟)
△5四角に阿部四段が10分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲阿部四段1時間5分、△佐々木五段46分。
佐々木五段が角を放った局面で勝負どころだ。昼食の注文は阿部四段がうな重・松、肝吸い2つ(ふじもと)、佐々木五段がうな重・竹、肝吸い(ふじもと)。対局は13時から再開される。
(うな重・竹と肝吸い)
今年も1勝1敗で第3局を迎えた。これで新人王戦は5年連続フルセットに持ち込まれたことになる。昨年は新人王戦史上初となる奨励会員の都成竜馬三段が優勝を決めた。【第44期新人王戦決勝三番勝負第3局 ▲藤森哲也四段-△都成竜馬三段戦】ちなみに表の前年の第40期は広瀬章人五段(現・八段)が2連勝で中村太地四段(現・六段)を下した。今期の優勝者は佐々木五段か阿部四段か。
(昨年の第3局を制した都成竜馬三段)
(控室では「しんぶん赤旗」の観戦記を担当する渡辺弥生女流初段と北浜八段が継ぎ盤をはさんでいる)
戦型は横歩取りになった。図の▲7七角がいままで公式戦では指されてない手で▲7七角では▲3六歩が多かった。早くも阿部四段が趣向を見せた手だ。■Twitter解説■大平武洋五段>▲6八銀と上がる手の準備です。単に▲6八銀は△8八角成▲同金△4四角で先手が不利になります。そこから▲2四飛には△2三銀で、また▲3六飛には△3五歩があります。
(▲7七角を見て「阿部さんが工夫してきましたね。しかし解説しにくい将棋になりました」と苦笑いを浮かべた立会人の北浜八段)(吟)