両対局者が五番勝負でフルセットまでいったのは次のとおり。
里見清麗は8回のうち6勝。加藤女流三段は4回のうち2勝です。第7期リコー杯女流王座戦は今期の清麗戦と同じく、加藤2連勝から里見2連勝でフルセットになりました。当時は里見清麗が勝ち、逆転で防衛しています。今回の第5局は、里見清麗は当時の再現なるか、加藤女流三段は雪辱を果たせるかという戦いです。
里見清麗
2012年度 ○●○●○ 第39期ユニバーサル杯女流名人位戦(防衛)
2013年度 ○●○●● 第24期女流王位戦(失冠)
2015年度 ●○○●○ 第42期岡田美術館杯女流名人戦(防衛)
2016年度 ●●○○○ 第43期岡田美術館杯女流名人戦(防衛)
2017年度 ○●○●○ 第28期女流王位戦(防衛)
2017年度 ●●○○○ 第7期リコー杯女流王座戦(防衛)
2020年度 ○○●●○ 第2期ヒューリック杯清麗戦(防衛)
2020年度 ●○○●● 第10期リコー杯女流王座戦(挑戦失敗)
加藤女流三段
2011年度 ○●○●○ 第1期リコー杯女流王座戦(獲得)
2015年度 ○●持○●○ 第5期リコー杯女流王座戦(防衛)
2017年度 ○○●●● 第7期リコー杯女流王座戦(挑戦失敗)
2020年度 ○●○●● 第13期マイナビ女子オープン(挑戦失敗)


今回のシリーズはすべて里見清麗の中飛車です。第5局もそうなりました。1図は先手が5筋の歩交換を済ませたところ。2017年の第7期リコー杯女流王座戦五番勝負第1局と同じです。加藤2連勝から里見3連勝で逆転防衛というシリーズでした。当時は1図から▲3八銀としましたが、本譜は9時20分に▲7五歩が指されました。囲いの一手を省略した仕掛け。数年前より将棋のスピードが上がっています。
2図は10時20分の局面です。両者とも長考で指した手がありました。すでに開戦していますが、ここからはじっくりと進むでしょうか。形勢は互角と思われます。


















上図で里見清麗も持ち時間を使いきりました。局面は里見清麗が優勢と見られており、勝負を決めにいった雰囲気も感じられます。五番勝負の決着は、第5局に持ち越しとなるのでしょうか。