第8期五番勝負第2局 
2026年7月22日 (水)
日光金谷ホテル
対局場の日光金谷ホテルは栃木県日光市にある老舗ホテル。開業は1873年と古く、現存する日本最古のリゾートホテルとして知られています。登録有形文化財に登録され、近代化産業遺産にも認定されました。夏目漱石や渋沢栄一氏、ヘレン・ケラー、アルベルト・アインシュタインなど、過去に多くの著名人が宿泊しています。
日光金谷ホテルは来春に全面改装のための休業に入り、2029年度の営業再開を予定しているそうです。
現地大盤解説会
対局再開
昼食休憩中の対局室
昼食休憩
変則的な振り飛車に
立会人の見た両者の振り飛車
立会人を務める佐藤和俊七段に福間清麗と西山女流三冠の将棋について語っていただきました。
佐藤和七段「福間さんは振り飛車の中でも時々で選択がありますが、先手番のときに初手▲5六歩スタートが多く、中飛車にこだわりがあって指されている印象です。男性棋士も含めてそこまで中飛車に特化した人はいないのでインパクトがありますし、スペシャリストといった感じがします。
西山さんも時代によって作戦を選択している印象ですが、三間飛車にこだわりを強く感じます。本局も三間飛車の可能性が高いかと思いましたが、思わぬ変化球が見られました。タイトル戦の番勝負を戦うというのは特殊な環境で、しかも振り飛車党同士がこれだけ多く盤を挟んだのはこれまでの歴史でありません。居飛車党同士の対戦とは違った面白さや駆け引きがあります。
中でもこのお二人だらかこその戦いがあり、お互い相手に特化した作戦を採っています。棋風は西山さんが攻め寄り、福間さんが受け寄りと言われていますが、私にはお互いに主導権を取りにいくような積極的な姿勢を示すことが多いように感じます」




























12時、この局面で西山女流三冠が25分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲西山41分、△福間1時間52分。昼食は両者ともに金谷ホテル特製百年ライスカレー薬味添え(海老フライ)を注文しました。西山女流三冠はアイスティー、福間清麗はご飯少なめ、アイスウーロン茶をオーダーしています。対局は13時に再開します。


▲西山-△福間戦は1図のように変則的な振り飛車になりました。実戦は以下、△4五角▲3六角△同角▲同歩△3五歩▲3八金△3六歩▲4六歩△4四銀▲4八銀△3五銀▲4七銀△5四歩(2図)と進んでいます。△3五歩に▲同歩は再度の△4五角で、先手は△6七角成と△2七角成の両狙いが受からなくなります。本譜は後手が1歩得になっています。









