日本には多くの城がありますが、明治時代の存城廃城令や昭和の戦災により、江戸時代以前の天守を残す城は、12城しかありません。犬山城はその現存12天守のひとつであり、かつ最古の天守です。国宝に指定されています。
犬山城は天文6年(1537)に織田氏が築城したと伝わります。近年の調査により、天守は1585~90年に造られたとわかりました(資料はこちら)。犬山城も存城廃城令で構造物の多くは失われましたが、天守は残りました。木曽川沿いの崖上にあり、白帝城とも呼ばれています。白帝城は中国の古い城で、犬山城と同じように川(長江)を見下ろす崖上にあります。
(急階段を上って最上部を目指す。感覚的には階段というよりハシゴに近い)