図は▲５三馬と飛車に当てた局面です。先手がリードを拡大して優勢になっています。

（リードを拡大する鈴木女流三段。勝てば挑戦者決定戦に進出）

図は先手の鈴木女流三段が深く▲２九飛と引いた局面です。先手は銀桂交換の駒得で、後手陣は乱れていて先手がペースを握ったと見ていいでしょう。

（鈴木女流三段は、今年度９勝で上田初美女流四段の10勝に次ぐ２位。本局に勝って二桁勝利＆トップに並ぶことができるか）

12時56分、鈴木女流三段が▲３五歩と動きました。後手は後手は素直に応じるなら△同歩▲４五桂△４四角▲２四歩△同歩の進行が考えられます。反発するなら△６五歩の攻め合いですが、▲３四歩△４四角▲４五桂で面白くないかもしれないません。

（▲３五歩の仕掛けを決断した鈴木女流三段）

（腕組みの鈴木女流三段）

（やや前傾姿勢になる中井女流六段）

△７三桂に鈴木女流三段が８分ほど使って、12時になり昼食休憩に入りました。消費時間は▲鈴木女流三段１時間８分、△中井女流六段50分。対局は12時40分に再開されます。
昼食は鈴木女流三段が「ゴーヤーチャンプルー弁当、納豆オムレツ（キムチ入り）」（鳩やぐら）。中井女流六段の注文はありませんでした。

（休憩中の香雲）

（後手側から見た盤面）

図は先手の雁木に対して、後手の中井女流六段が△4五銀と出て、3六歩を取りにいって揺さぶったところです。△４五銀から実戦は▲５八金△６二飛▲６八玉と進行しました。

（右銀を４五まで出ていった中井女流六段）

中井女流六段の振り歩先で行われた振り駒はと金が３枚。鈴木女流三段の先手で対局が開始されました。

（本局は先手番になった鈴木女流三段）

（後手番の中井女流六段）

（小気味のいいテンポで指し手は進んでいる）

第３期大成建設杯清麗戦本戦、中井広恵女流六段-鈴木環那女流三段戦。対局は７月２日（金）東京・将棋会館「香雲」で10時開始です。

持ち時間はチェスクロック使用で各３時間。使いきると１手60秒未満での着手になります。先後は振り駒で決定されます。本局の勝者は加藤桃子女流三段と挑戦者決定戦を戦います。

本局の棋譜中継とブログ更新は吟、写真撮影は睡蓮が行います。どうぞよろしくお願いいたします。

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