再開を待つ鈴木女流三段。
両者が盤の前に揃って、対局が再開された。
伊藤女流三段は再開から３分ほど使って△９六歩と取り込んだ。
（撮影＝琵琶）
2021年6月
2021年6月10日 (木)
昼食休憩
12時、図の局面で伊藤女流三段が５分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲鈴木１時間10分、△伊藤48分。昼食の注文は鈴木女流三段が「ゴーヤチャンプルー弁当」（鳩やぐら）、伊藤女流三段は注文ありません。対局は12時40分に再開します。
休憩中の対局室。
休憩時の盤面（手前が先手）。
（撮影＝琵琶）
右四間飛車
図は10時30分過ぎの局面。先手の鈴木女流三段は右四間飛車に構えました。対する伊藤女流三段は中央に手厚い雁木の構えで待ち構えています。
攻めが得意な鈴木女流三段は右四間飛車に構えた。力の出せそうな戦型だ。
伊藤女流三段は受けとカウンターを得意とするタイプ。望むところの展開だろう。
対局開始
振り駒で鈴木女流三段の先手番に決まり、対局は定刻の10時に開始しました。
鈴木女流三段の初手は▲７六歩。
伊藤女流三段は△３四歩と応じた。
本局は自動記録（HEROZ Kishin Eye）で採譜されている。
（撮影＝琵琶）
再挑戦トーナメント７回戦 鈴木－伊藤戦
第３期大成建設杯清麗戦（主催：大成建設株式会社）再挑戦トーナメント７回戦より、鈴木環那女流三段－伊藤沙恵女流三段戦をお送りします。本局の勝者は、本戦に進出します。
対局は、東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各２時間（チェスクロック使用）、使い切ると１手60秒未満で着手します。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
2021年6月 1日 (火)
感想戦
（中井広恵女流六段は、初の本戦進出）
（上田初美女流四段は公式戦の連勝が９で止まった）
（感想戦の様子）
以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。
中井女流六段が本戦進出
再挑戦トーナメント７回戦▲中井広恵女流六段－△上田初美女流四段戦は、125手で中井女流六段が勝ちました。終局時刻は15時１分。消費時間は▲中井女流六段２時間０分、△上田女流四段２時間０分（チェスクロック使用）。勝った中井女流六段は本戦進出が決まりました。
先手ペース
局面は91手目▲４四竜まで進み、中井女流六段が優位に立ったようです。駒割りは先手の銀得。さらに７四の金取りです。△２二角の反撃が気になりますが、▲３三銀で止めれば大丈夫そうです。
（東京・将棋会館）
（６月に入り、道にはきれいなアジサイが咲いている）
飛車角交換
再開後、盤上は激しい攻め合いに突入しています。７筋から攻めをつなぐ上田女流四段に対し、中井女流六段は▲９五角から飛車角交換に持ち込みました。図の▲４一飛は、次に▲４三飛成や▲２一飛成を狙っており、うまく攻め駒を補充できれば、先手がペースを握りそうです。
（中井女流六段は機敏に動いてリードを奪いにいく）
対局再開
対局は12時40分に再開しましたが、上田女流四段の考慮が続いています。局面は中盤戦の難所で、この先は１手ごとに長考に入ってもおかしくありません。
（再開直後の様子）
（上田女流四段）
（中井女流六段）
（57手目▲４七飛の局面）
