昼食休憩明けから▲５五歩△６三銀▲７五角と進みました。後手に△８九飛成を許してでも戦えると見た、先手が積極的さが光る進行です。以下△８九飛成▲７九金打△９九竜▲５三角成と激しい戦いとなりました。局面は中盤戦に入り、終盤も近いかもしれません。

（先手の塚田女流初段が積極的に攻め合っていく）

（後手の中井女流六段はまずは応戦せざるを得ない。８筋突破できれば普通は十分な展開でもある）

（撮影＝康太）

（撮影＝康太）

12時、この局面で塚田女流初段が14分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲塚田１時間１分、△中井57分。昼食注文は両者ともなし。対局は12時40分から再開されます。

戦型は先手雁木対後手左美濃。10時31分、先手の塚田女流初段が▲３五歩と仕掛けて、戦いが始まりました。

定刻の10時に対局が開始されました。振り駒は中井女流六段の振り歩先で「と」が３枚。塚田女流初段の先手となりました。

（先手の塚田女流初段）

（後手の中井女流六段）

（本局は自動記録「HEROZ Kishin Eye」で採譜する）

（撮影＝康太）

おはようございます。本日は第３期大成建設杯清麗戦予選（主催:大成建設株式会社）から、中井広恵女流六段－塚田恵梨花女流初段戦をお送りいたします。対局は東京・将棋会館「飛燕」で４月29日（木）10時開始。持ち時間は各２時間（チェスクロック方式）。切れたら１手60秒の秒読みです。先後は振り駒で決められます。
本日のこの中継は独楽がお送りいたします。よろしくお願いいたします。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/1/seirei201901250101.html

香川女流四段は、速攻を仕掛けてリードを奪うと一気に浴びせ倒した。圧巻の内容で、予選無敗で本戦進出を決めた。

山根女流二段は力を出せない展開のまま終わってしまった。しかし、まだ再挑戦トーナメントでチャンスが残っている。

以上で本局の中継を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

（撮影＝生姜）

84手まで、香川愛生女流四段が山根ことみ女流二段を下しました。終局時刻は14時20分。消費時間は、▲山根２時間０分、△香川１時間37分。勝った香川女流四段は予選トーナメント優勝で本戦進出を一番乗りで決めました。敗れた山根女流二段は再挑戦トーナメントに回り、１勝すれば本戦に進出できます。

図は13時50分の局面。
後手の香川女流四段が猛攻し、先手玉を寄せにいっています。山根女流二段はここで長考中。しのげなければ、ここで終わりという重要な局面。果たして、耐える順は見つかるのでしょうか。

快調に攻める香川女流四段。

山根女流二段は長考で耐える順を探している。

（撮影＝生姜）

（加藤桃女流三段は快勝を収めた）

（竹部女流四段は力が出せない展開になってしまったか）