2020年3月

2020年3月30日 (月)

以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。

Photo_16(勝った上田女流四段は本戦進出が決まった)
Photo_17(切り合いの終盤になり、「怖くて何度も確認しました」と振り返る)Photo_19(中村真女流三段はここで敗退。どうも仕掛けが無理気味だったようだ)

Photo_20(感想戦は別室で30分ほど)

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さらに進んで攻め合いは激しさを増しています。この▲4三歩は部分的には厳しいですが、後手の桂2枚も先手陣の急所をにらんでいます。問題は後手玉が詰めろになっているかどうか。詰めろでないなら△3七香などで反撃して後手が勝ちそうです。

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中村真女流三段は5四にいた馬を切り飛ばし、▲5四桂と打って後手陣に迫ります。後手は4二銀を逃げると▲7二竜の王手角取りを喫してしまうので、ここは手を抜くことになりそうです。持ち駒の角桂桂香を使った厳しい攻めがあるかどうか。勝負どころです。

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再開から15分ほどで図の局面に。互いに敵陣に飛車を打ち込んでの攻め合いになりましたが、上田女流四段はじっと△4四歩と打ちました。先手からの▲4四桂を消しつつ、4五桂を支えた一石二鳥の1手といえそうです。現状は駒の損得こそほとんどありませんが、△8九飛成が残っている分だけ先手が忙しそうです。

Photo_15 (激しい攻め合いのなか、上田女流四段は△4四歩と冷静な一着を放つ)

20200330b 12時、図の局面で上田女流四段が20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲中村女流三段54分、△上田女流四段1時間4分。昼食の注文は上田女流四段がビーフストロガノフのご飯少なめ(Le Carre)。中村女流三段の注文ありませんでした。対局は12時40分に再開されます。

Photo_10 (昼食休憩時の高雄)
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(上田女流四段は残って考えていた)

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図は11時頃の局面。中村真女流三段は6筋の突き捨てから▲4四歩と、積極的に動いていきました。以下△同歩▲同角と進めば▲7一角成と▲5三角成の侵入を狙えます。

すでに局面は中盤。ここまでテンポよく進んでいましたが、このあたりからは考え込むことが増えそうです。

Photo_8(攻める振り飛車党の中村真女流三段。本局も素早く動いていった)

Photo_4(駒を並べる上田女流四段)

Photo_5 (同じく中村真女流三段)

Photo_6(記録係の山根ことみ女流二段による振り駒。結果は「と」が3枚で中村真女流三段の先手番に)

Photo_7(本日、大広間で行われるのは本局のみ)