感想戦 以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。 (勝った上田女流四段は本戦進出が決まった)(切り合いの終盤になり、「怖くて何度も確認しました」と振り返る)(中村真女流三段はここで敗退。どうも仕掛けが無理気味だったようだ) (感想戦は別室で30分ほど)
激戦 さらに進んで攻め合いは激しさを増しています。この▲4三歩は部分的には厳しいですが、後手の桂2枚も先手陣の急所をにらんでいます。問題は後手玉が詰めろになっているかどうか。詰めろでないなら△3七香などで反撃して後手が勝ちそうです。
終盤戦 中村真女流三段は5四にいた馬を切り飛ばし、▲5四桂と打って後手陣に迫ります。後手は4二銀を逃げると▲7二竜の王手角取りを喫してしまうので、ここは手を抜くことになりそうです。持ち駒の角桂桂香を使った厳しい攻めがあるかどうか。勝負どころです。
攻め合いに 再開から15分ほどで図の局面に。互いに敵陣に飛車を打ち込んでの攻め合いになりましたが、上田女流四段はじっと△4四歩と打ちました。先手からの▲4四桂を消しつつ、4五桂を支えた一石二鳥の1手といえそうです。現状は駒の損得こそほとんどありませんが、△8九飛成が残っている分だけ先手が忙しそうです。 (激しい攻め合いのなか、上田女流四段は△4四歩と冷静な一着を放つ)
昼食休憩 12時、図の局面で上田女流四段が20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲中村女流三段54分、△上田女流四段1時間4分。昼食の注文は上田女流四段がビーフストロガノフのご飯少なめ(Le Carre)。中村女流三段の注文ありませんでした。対局は12時40分に再開されます。 (昼食休憩時の高雄)(上田女流四段は残って考えていた)
11時頃の局面 図は11時頃の局面。中村真女流三段は6筋の突き捨てから▲4四歩と、積極的に動いていきました。以下△同歩▲同角と進めば▲7一角成と▲5三角成の侵入を狙えます。 すでに局面は中盤。ここまでテンポよく進んでいましたが、このあたりからは考え込むことが増えそうです。 (攻める振り飛車党の中村真女流三段。本局も素早く動いていった)