福間倉敷藤花が先勝。10連覇まであと1勝に迫る
三番勝負第1局は127手で福間倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は15時3分。消費時間は▲福間1時間47分、△伊藤2時間0分(チェスクロック使用)。三番勝負は福間倉敷藤花が先勝。第2局は3月25日(火)、倉敷市芸文館(岡山県倉敷市)で行われます。
(飛龍)
三番勝負第1局は127手で福間倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は15時3分。消費時間は▲福間1時間47分、△伊藤2時間0分(チェスクロック使用)。三番勝負は福間倉敷藤花が先勝。第2局は3月25日(火)、倉敷市芸文館(岡山県倉敷市)で行われます。
(飛龍)
その後、伊藤女流四段は馬を作りましたが、図の▲8五飛がぴったりの逃げ場で、後手の攻めが難しくなっています。控室の山崎九段からは「(後手が)困りました」のコメントが。
一方、先手は次に▲9三香成が速い攻めで、△9四桂は▲7四歩が後手玉のこびんに迫ってきます。伊藤女流四段は残り5分を切り、時間の面でも厳しくなってきました。
大山康晴十五世名人は岡山県倉敷市の出身。1935年、12歳で同じ岡山県出身の木見金治郎八段(当時)に内弟子として入門し、17歳で四段になりました。通算勝数は1433勝(781敗)、タイトル獲得は計80期、棋戦優勝は44回。1976年には現役のまま「十五世名人」に就いています。
倉敷藤花戦は大山十五世名人が生前、女性への将棋普及、発展に尽力していたことから、倉敷市がその遺志を継承し、1993年に自治体初の女流タイトル戦として創設されました。
(夏芽)
第1局の対局場は大阪府高槻市の「関西将棋会館」。昨年、大阪市福島区から移転し、関西本部の新しい活動拠点となりました。高槻市は将棋振興を推進するため、2018年に自治体として初めて日本将棋連盟との「包括連携協定」を締結。「将棋のまち高槻」を全国に発信しています。
(場所はJR高槻駅を降りてすぐ。郵便ポストが駒の形になっている)
(立会人の山崎九段は2週間前に昇段したばかり。まだ装飾は八段のままだった)
【将棋のまち高槻】
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/shogi/
(夏芽)