局面は78手目△8七馬まで進み、里見倉敷藤花がリードを広げているようです。図の馬引きは王手ですが、以下▲7八歩に△6八桂成▲同玉に△7六金が一例で、後手の厳しい攻めが続きます。残り10分を切った中井女流六段は、踏みとどまれるでしょうか。
(控室の一角には倉敷の名産品がずらり)
(玉島だるま、倉敷ガラス、倉敷てまり、倉敷はりこ)
(デニム製品。倉敷は日本で初めて国産ジーンズを製造した地でもある)
(夏芽)
倉敷美観地区は江戸幕府の直轄地「天領」として栄え、明治時代には繊維産業で発展した場所です。倉敷川沿いには風情ある柳並木のほか、白壁の屋敷や木造の町家が建ち並んでおり、1979年には重要伝統的建造物群保存地区に制定されています。
(中橋)
(郵便事業創業当時と同じ型のポスト。今でも利用されている)
(倉敷川を約20分かけてめぐる、くらしき川舟流し)
芸文館ホールでは12時45分から、現地大盤解説会が始まりました。事前申込に応募した一般のファンが菅井八段らの解説に聞き入っています。
(大盤解説会場の芸文館ホール)
(解説の菅井竜也八段)
(ゲスト出演中の立会人・清水女流七段)
(局面は里見倉敷藤花がリードしているようだ)
(ふたりとも12時50分の時点でそれぞれの席に戻っていた)
(離席していた里見倉敷藤花が戻る)
(清水女流七段は通算10期、初代クイーン倉敷藤花の称号を持つ)
(13時の再開を聞いたあと、里見倉敷藤花は△8五桂と動いた)
(里見倉敷藤花の昼食)
(岡山県産和牛すき焼き丼)
(左が紫いもとサツマイモのムース、右がクリームブリュレ)
(中井女流六段の昼食)
(鯛茶漬け)
図の55手目▲1五同歩の局面で12時になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲中井女流六段1時間14分、△里見倉敷藤花45分。 昼食の注文は、里見倉敷藤花が岡山県産和牛すき焼き丼、中井女流六段が鯛茶漬け。
また、里見倉敷藤花はおやつの「紫いもとサツマイモのムース」と「クリームブリュレ」を休憩時に頼んでいます。対局は13時から再開されます。
11時30分、局面は43手目▲3七角まで進みました。先手の中井女流六段は▲4五桂と積極的に動いており、▲5九角~▲3七角の転回は、斜めの利きで間接的に後手玉をにらんでいます。このあと▲5九金右~▲6八金右と固めれば十分な態勢を築けそうです。
(継ぎ盤を動かす村田智穂女流二段。奥は大山名人記念館館長の北村實さん)