(昼食休憩の局面、△4一飛まで)(加藤女流三段は残り1時間を切っている)(御下段の間から見た御上段の間)(里見倉敷藤花は膝元に扇子を置く)(加藤女流三段も扇子を用意しているが、あまり使用していない)(武蔵)
12時、上図の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲加藤1時間9分、△里見49分。昼食はどちらもイレブンからの注文で、里見はハンバーグ&海老フライの盛り合わせ(サービスランチ)、加藤はビーフシチューAセット(ごはん、みそ汁)。対局再開は13時です。(里見倉敷藤花の注文)(加藤女流三段の注文)(武蔵)
加藤女流三段は攻撃の手を止めません。手持ちの角を打ち込んで攻めを継続します。△4二同金は▲同角成のあと、▲2二飛成と敵陣に侵入できます。△5四飛も▲3一角成と押し売って、△同金▲同角成のあと、やはり▲2二飛成が残ります。実戦は△4一飛と受けました。このあと、▲5三角引成には△8六桂(下図)の返し技が待っています。控室では▲7五角引成が予想されています。(棋風どおりに強気に攻める加藤女流三段)(武蔵)
加藤女流三段が角をのぞいて、次の▲4二角打を狙いました。以下、△4一飛なら▲5三角引成と馬を作れます。里見倉敷藤花は10分あまり考えて△3三銀と受けました。本局の立会人を務める桐山清澄九段は「△2三歩と受けるかと思いましたが、手堅い一着です。後手は2枚換えなので、ゆっくりした展開になれば駒得が生きると見ているのでしょう」と見解を述べました。(桐山九段)(武蔵)
11時、おやつの時間になりました。飲み物は里見倉敷藤花がカフェオレ(ホット)、加藤女流三段はアイスティー。お菓子はどちらもフィナンシェで、お菓子のみ両対局者の控室に運ばれています。(里見倉敷藤花の注文)(加藤女流三段の注文)(フィナンシェは味が3種類用意された。右がプレーン、左上がアールグレイ、中央がフランボワーズ)(武蔵)
里見倉敷藤花のゴキゲン中飛車に対して、加藤女流三段は玉形を手早くまとめて銀をぶつけました。対局開始から1時間もたたないうちに戦いが起こっています。(対局開始前、集中力を高める加藤女流三段)(武蔵)
対局開始前の模様です。(先に入室したのは里見倉敷藤花)(数分置いて、加藤女流三段も続いた)
(振り駒を務めるのは原孝吏・倉敷市副市長)(原副市長が倉敷藤花戦の振り駒を務めるのは、昨年に続いて2回目)(結果はと金が5枚で加藤女流三段の先手に決まった)振り駒の結果、第2局は里見倉敷藤花の先手となります。(武蔵)