1図から▲7五歩△3二金▲1三香△5七歩▲5九金引△5六角(2図)と進みました。先手は香を1三に打たされたようにも思いますが、得した香ということで▲1二香成を含みに、むしろ攻めが手厚くなると見ているのかもしれません。
もう一方の桂頭を攻められた香川女流四段は、△5七歩~△5六角(2図)と角を打って8九の桂取りを見せながら△6五桂と逃げる手を用意しました。懸命の応戦です。
(琵琶)
西山白玲・女王は船戸陽子 女流三段、高浜愛子女流1級、千葉涼子女流四段、貞升南女流二段、伊藤沙恵女流名人に勝って本局を迎えました。
香川女流四段は本田小百合女流三段、矢内理絵子女流五段、加藤桃子清麗、山根ことみ女流二段、中澤沙耶女流二段を破って本局に駒を進めています。
両者の対戦成績は西山白玲・女王4勝、香川女流四段1勝。8月12日に行われた第49期岡田美術館杯女流名人戦女流名人リーグ以来の顔合わせとなります。
【第30期大山名人杯倉敷藤花戦トーナメント表】
https://www.shogi.or.jp/match/touka/30/index.html
(琵琶)