図の△3三金が力強い受けで、後手が優勢になったと言われています。
(大盤解説会場では菅井五段が「(上図で指された)▲2四香は最善ですが、後手が指せると思います」と語った)
(大盤解説会場には大勢のファンが押し寄せている)
(翔)
里見倉敷藤花は図の△1一銀で馬を取りにいきました。駒得が実現しますが、▲同馬△同馬で銀と手番を渡すだけに怖い手です。控え室では先手持ちの声が多く、ツイッター解説の渡辺四段の形勢判断も今日初めて「先手やや有利」とされました。
既に両者1分将棋。控え室のモニターからは室田女流初段が秒を読む凛とした声が聞こえてきます。
(霧が深くなってきた)
(昨日、出雲縁結び空港から玉峰山荘に移動するバス車内から撮影。当地はヤマタノオロチ伝説の地とされている)
甲斐女流王位も1分将棋に入りました。控え室では「どちらが勝ちかわからない」と言われています。
(館内に展示されている「親子神輿」。奥に「子」の小さな神輿がある。毎年8月の「愛宕祭り」で使われるそうだ)
14時55分頃、里見香奈倉敷藤花が1分将棋に入りました。
「ただしこの瞬間は後手が指せたとしても、よい手がないと▲6四飛でダメになりそうです。ここ数手は勝負です」(菅井五段)
(控え室のモニターを見つめる、菅井五段と清水女流六段)
(大盤解説会では、残り時間がなくなる前に最後の次の一手が出された)
次の一手は(A)△7三歩、(B)△6七歩、(C)その他の三択。皆さんの次の一手は?
(村田智穂女流二段)
(清水市代女流六段)
(大盤解説会は盛況で、座席が追加されていた)
(解説の菅井竜也五段)
(菅井五段、村田女流二段が対局者のようすを見ながら心情を代弁していた)
現在、△6三銀の局面。既に先手が随分と盛り返したと見られています。▲8四歩(上図)で△8二飛と逃げる順が有力視されていました。本譜の△8四同飛で▲8五銀が飛車取りの先手になってしまったからです。
(第81期棋聖戦のときに揮毫されたもの。横幅が1メートルを超す、非常に大きな板だった)