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2023年11月17日 (金)

歓迎会(6・了)

Kange38(関係棋士、女流棋士登壇)

一人一人紹介を受けたあと、両端の清水女流七段、佐々木海法女流1級が降壇し、立会人の村田智穂女流二段、大盤解説会の解説と聞き手、菅井竜也八段と大島綾華女流初段が壇上に残って明日の見どころが語られました。一部抜粋します。

Kange39 (写真右、村田女流二段が進行する。「明日の見どころですが……」)

Kange40
菅井八段「最高のカードですから難しい将棋になっていくと思うのですが、多分、西山さんがむちゃくちゃ攻めるので、それをしっかり里見さんがしのげるかという戦いになるんじゃないかと思います」
村田女流二段「第1局はどう見ていましたか」
菅井「ちょっと西山さんが攻めすぎましたよね。力が出なかったというか、気合が入りすぎた感じがしました」

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村田「大島さんはどう見ていますか」
大島女流初段「独自の将棋で踏み込みが鋭くて。勝負どころで思いきりよい手を選ばれて、その中で攻防戦が楽しみだと思っています」
村田「大島さんはタイトル戦の聞き手が初めてと聞きました」
菅井「大島さんと話したのは今日が初めてでした。よろしくお願いします!」
村田「緊張はどうですか」

Kange42
大島「結構、緊張しています」
村田「菅井先生は里見さんと小さい頃から結構、将棋を指されていたりしましたか」
菅井「そうですね。初めて会ったのが自分が小学校4年生で里見さんが5年生で、それこそ(全国小学生)倉敷王将戦で」
村田「ここで出会っているんですね!」
菅井「その当時は将棋の強い女の子って少なかったんですよ。その中で1人いて、すごい人がいるなと思っていたら里見さんでしたね。西山さんとは話したことはほとんどないのですが、奨励会に長くいたので、将棋は中盤、終盤の感覚が独特というか。将棋のセンスはめちゃくちゃすごいです」

Kange43
村田「明日の戦型予想をお願いします」
菅井「お互い振り飛車党なので、相振り飛車にするか、2人の対局で定番なのですが、西山さんに振り飛車をさせて、玉が左にいって居飛車の形にするのが里見さんのスタイルですね」
村田「あしたはどっちに?」
菅井「どうなると思います?」
大島「んー、里見さんが先手番なので中飛車で、西山さんが向かい飛車で指すのかなと思います」
村田「それでそのまま相振り飛車になるか、里見さんの将棋は左側に玉、また飛車が戻ったりしますよね。そういった将棋が見られるかどうかでしょうか」

Kange44(閉会の言葉。岡荘一郎・倉敷市文化振興財団理事長)
「財団のほうで全国の皆様方に、この日の公募をして大勢の方がご応募くださり、30人を限定に抽選しました。東は群馬県、西は長崎県から、よくぞ倉敷にお越しくださいました。この機会に清水クイーン倉敷藤花も里見さんも西山さんも、皆様から写真撮影や握手を求められまして、そうした光景を見せていただきまして、本当にうれしく思います」

(飛龍)

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