対局開始から25分、早いペースで序盤の深いところまで進行しています。戦型は両者の間でお馴染みの相振り飛車。互いに三間飛車でしたが、西山女王・女流王将は向かい飛車に構え直しています。
(立会人の畠山鎮八段は控室に戻ってくると、すぐに継ぎ盤で関係者向けに解説を始めた)
「この戦型は両者の間で何局も指されていますが、本局は少し西山さんが変化をつけてきている印象です。(図の△5三金直をモニターで確認すると)力強いですねー」(畠山鎮八段)
(日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段が関係者へのあいさつのため控室を訪れた。対局開始の様子も、対局室の外から静かに見守っていた)
(虹)