(対局者が入る前の対局室)
(第2局・第3局は倉敷ケーブルテレビで生中継が行われている。倉敷市の動画配信は、倉敷ケーブルテレビの映像が使われている)
倉敷藤花戦第二局 加藤清麗が勝利 あす決着へ(倉敷ケーブルテレビ)
(開始直前の対局室)
(翔)
第29期大山名人杯倉敷藤花戦第3局は21日に指され、大盤解説会が開催されます。第3局の大盤解説会は当日受付、自由席です。
【第3局大盤解説会】(当日受付、入場無料)
2021年11月21日(日)11時45分開場、12時45分開演 「倉敷市芸文館ホール」
入場時に連絡先の記入が必要です。
解説は菅井竜也八段、聞き手は長谷川優貴女流二段です。
(芸文館のロビー)
★動画配信のお知らせ★
第3局の模様は下記の動画配信をご覧いただけます。
(翔)
おはようございます。里見香奈倉敷藤花に加藤桃子清麗が挑戦する第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局は、2021年11月21日(土)10時から岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます。里見倉敷藤花が勝てば7連覇、12期目の倉敷藤花獲得です。加藤清麗が勝つと初の倉敷藤花獲得となります。
決着局のため、振り駒で先後が決まります。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。昼食休憩は12時~13時です。
立会人は清水市代女流七段、記録係は村田智穂女流二段、大盤解説は菅井竜也八段、聞き手は長谷川優貴女流二段が務めます。
秋の風物詩 第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負展望(日本将棋連盟)
倉敷藤花戦 加藤清麗勝利でタイ 3番勝負第2局(山陽新聞)
【本日のスケジュール】
10:00 対局開始
11:00 おやつ
12:00 昼食休憩
12:45 大盤解説会開始
13:00 対局再開
?:? 終局
(昨日の山陽新聞一面。倉敷藤花戦の歓迎会の模様が紹介されている。社会面にも記事あり)
(山陽新聞の囲碁将棋欄)
左上から時計回りに、岡山県アマ囲碁最強者戦、山陽新聞杯関西棋院第一位決定戦、碁聖戦、棋王戦、大山名人杯倉敷藤花戦、山陽アマ名人戦。プロアマ、囲碁将棋合わせて6棋戦が掲載されています。
今日の朝刊では、棋王戦は本戦2回戦・稲葉陽八段-高野智史五段(第6譜)、倉敷藤花戦は3回戦・伊奈川愛菓女流二段-野原未蘭女流1級(第4譜)が掲載。また碁聖戦(囲碁)は五番勝負第2局・一力遼碁聖-井山裕太三冠(第4譜)が載っています。
(翔)
第29期大山名人杯倉敷藤花戦第3局は21日に指され、大盤解説会が開催されます。第3局の大盤解説会は当日受付、自由席です。
【第3局大盤解説会】(当日受付、入場無料)
2021年11月21日(日)11時45分開場、12時45分開演 「倉敷市芸文館ホール」
解説は菅井竜也八段、聞き手は長谷川優貴女流二段です。
(翔)
(終局後、芸文館アイシアターで対局者の記者会見が行われた)
(第2局に勝った加藤桃子清麗)
【加藤桃子清麗記者会見】
--今日の戦いを振り返っての感想と、勝ちを意識した局面を教えてください。
「今日の将棋は直前に指した戦型だったので、里見さん側が工夫されていると思いました。私は対応するだけなので自然に指すことを心掛けていました。具体的によくなったと思ったのは△5六銀(52手目)の飛角両取りから角を取れたところで。角を取れるのは珍しいので優勢なのか、私の判断が間違っているのかどっちかなと思いましたが、角を取れたので優勢ではないかと思って指していました」
--あとはそのまま指し進めたということでしょうか。
「そうですね、自分の形勢判断を信じて。ちょっと慎重になりすぎていたところもあったと思いますが、手堅く、逆転させないように意識しながら指していました」
--タイに持ち込めました。明日の抱負をお聞かせください。
「倉敷に来ることができて1日で帰るのはさみしいし物足りないので、明日があることが本当にうれしいです。連日でタイトル戦を指すのは初めてでどういう感じになるかわかりませんが、わずかな時間でも目一杯楽しみたいです。先後がわかりませんが、いつも通りのびのびと指せたらいいなと思います」
--△6六飛(64手目)から△7八角(66手目)という順を大盤解説会で菅井八段が高く評価されていましたが、あのあたりはどういう構想でしたか。
「3四桂を取りきれるかという勝負になっていました。△6六飛は感触のいい手というわけではないですが、馬を作りながら3四桂を取りたかったのでああいう順になってしまいました。でも菅井先生に抜群にいいと褒めていただいてうれしかったです」
--終盤以降は着実に指すことを心掛けていましたか。
「左美濃は堅いですが万が一があると1日に帰ることになっちゃって、それは絶対に嫌だったので、倉敷への愛を込めて慎重に指しました」
(敗れた里見香奈倉敷藤花)
【里見香奈倉敷藤花 記者会見】
--今日の戦いを振り返っての感想をお聞かせください。
「早い段階で先のことを読みすぎて簡単なうっかりをしてしまいまして、そこからは取り返しがつかない局面になってしまったので、残念な一局でした。ふがいない内容になってしまいました」
--うっかりというのは具体的には。
「▲6五桂(47手目)に△同桂から清算されるのを、ほかの変化を読みすぎてうっかりしてしまいました。△5六銀(52手目)と両取りをかけられて駒損してしまい、そこからはさすがに立て直すことができなかったです」
--第3局への抱負をお聞かせください。
「今日はゆっくり休んで、明日は自分の力を出し切れるように集中して迎えられたらと思います」
(翔)