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2020年10月

2020年10月 1日 (木)

強気な選択

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図は11時20分頃の局面。後手が銀取りに歩を打ったところです。
▲6五同銀と▲7七銀の2択ですが、石本女流初段の選択は前者でした。△9九角成と香をダイレクトに取られてしまいますが、成算ありと判断したようです。

A7302952(朝の石本女流初段)

(玉響)

戦型は先手三間飛車

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戦型は石本女流初段が得意の三間飛車を採用し、対抗形になりました。
中井女流六段は持久戦にしつつも、先手が石田流への組み替えを見せてきたところで仕掛けていきました。

(玉響)

挑戦者決定戦までの道のり

これまでに数々のタイトルを獲得してきた中井女流六段に、若手ホープの石本女流初段が挑む構図になりました。中井女流六段は、本局に勝つと16年ぶりに三番勝負に進出します。石本女流初段はプロデビューからわずか1年で、第3回女子将棋YAMADAチャレンジ杯で優勝した実績がありますが、タイトル挑戦が懸かるのは本局が初めてです。

Photo_3

※画像はクリックで拡大できます

(玉響)

対局開始

A7303093(対局は定刻通り開始された)

A7303098(初手▲7八飛を着手する石本女流初段)

A7303106(2手目△8四歩を着手する中井女流六段)

A7303113

(玉響)

朝の様子~対局開始前

A7302966(石本女流初段は9時35分には着座していた。写真左は本局の観戦記を担当する渡辺弥生女流初段)

A7302976(中井女流六段は9時46分に到着した)

A7302987

A7303011(中井広恵女流六段)A7303019(石本さくら女流初段)

A7303038(記録係の安食総子女流初段による振り駒の結果は「と金」が3枚。石本女流初段の先手と決まった)

(玉響)

挑戦者決定戦

第28期大山名人杯倉敷藤花戦は、いよいよ挑戦者決定戦を迎えました。
勝ち上がったのは中井広恵女流六段と石本さくら女流初段。勝者が里見香奈倉敷藤花への挑戦権を獲得します。
対局開始は10月1日(木)10時、持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)。切れたら1手60秒未満の着手となります。先後は振り駒で決定します。

■主催:倉敷市、倉敷市文化振興財団、山陽新聞社

【倉敷市公式ホームページ】
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/
【アルスくらしき】
https://arsk.jp/
【山陽新聞社】
https://c.sanyonews.jp/

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/28/kurashikitouka202010010101.html

本局の中継は棋譜コメントを文、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

(玉響)

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