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図は14時47分頃の局面。控室では里見香奈女流四冠が盛り返しているの声が上がっており、西村立会人も「これはかなり紛れてきたね」と同調しました。残り時間はともに10分を切っており、秒読みに追われながらの終盤戦へと突入しそうです。
(華水亭室内から望んだ米子の朝)
(潤)
(14時頃、次の一手解答の集計中である大盤解説会場では、西村立会人と斎田女流五段が解説会にゲスト出演していた)
次の一手正解者に抽選で当たる対局関係者の色紙を紹介します。
(集計が終わり、解説者が元に戻ったあと、次の一手の正解が発表された)
図は里見倉敷藤花が△6五桂と角取りに桂を跳ねだした局面。ここで伊藤女流三段は▲5四歩と、角取りを逃げずに5筋の歩を突き出しました。対して、△7七桂成は▲6四飛で悪いと見たか、里見倉敷藤花は△5四同飛と応じると、以下▲2二角成△同玉▲6三角(下図)と進行しました。この順を見た西村立会人は「これは振り飛車がよさそうですね」と、先手持ちの見解を示しています。
対局再開後の一手は△4二金寄。1手前の▲9五歩を相手にしない方針で、本譜は以下▲9四歩△5二飛(下図)と、里見倉敷藤花は中央志向で指す方針を示しました。稲葉八段は「△9五同歩と取れなかったのかもしれないですが、それなら振り飛車を持って悪くないように思います」と、再開後の指し手について見解を示しました。
大盤解説会場では△5二飛の局面で次の一手が出題されました。候補は▲9三歩成と▲6五歩が挙げられましたが、実戦は▲5五歩。稲葉八段は「▲5五歩もない手ではないですがと解説しました」と述べると、「やっぱり次の一手はその他が強いんですよねー」と言って笑顔見せていました。
(華水亭は自然源泉を持つ温泉旅館で、建物の前に、温泉が吹き出るオブジェがあった)
(華水亭を出ると、すぐそこは日本海が一面に広がっていた)
(おとなしかった海が、突如、波打ち始めた)
(対局室から、この荒波が見えているだろうか)
(13時前、大盤解説会場には120人の将棋ファンが詰め掛けていた)
(13時、拍手に迎えられて解説者が登壇した)
(「さー、解説会をはじめましょう、あ、棋譜がいるんだ」と、お茶目な加藤女流三段)
(大盤解説会場は華水亭2階で行われる)
(大盤解説会が行われる「桜の間」)
(スタンバイする解説者と聞き手のふたり)
(入り口付近にきれいな花が飾られていた)
(12時50分、伊藤女流三段はすでに対局室に入って考えていた)
(12時57分、里見倉敷藤花が対局室に戻った)
(13時、対局が再開された)
(対局が再開されても里見倉敷藤花の手は動かなかった)
(昼食休憩時の盤面)
(先手玉、錦旗書)
(後手玉、棋楽師作)
(昼食休憩時の対局室)
昼食紹介の続きです。
(昼食後のデザートとして出されるフルーツ)