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2018年9月28日 (金)

インタビュー

感想戦終了後、主催紙の山陽新聞社によるインタビューが行われました。

【谷口女流二段の談話】
―― 相振り飛車になりましたが、予想されていた戦型だったでしょうか。

谷口 そうですね。相振り飛車になるのは間違いないかと。
―― 序盤、中盤を振り返っていかがでしたでしょうか。
谷口 後手番のわりには動けているので悪くない展開かなと思っていたんですけど、動いたほうが悪くなる感じで、一手一手が難しかったですね。
――優勢と感じられたのはどのあたりでしょうか。
谷口 △2七角(78手目)と打ち込んでいったところは、自分のほうが指しやすいという感じがしましたが、△5二銀(98手目)があまりよくなかったです。そこからは難しくなったか、もしかしたら悪くなっているかもと思っていました。
――勝ちを意識したのはどのあたりでしょうか。
谷口 具体的には△7二同銀(136手目)と、と金を払ったところです。自玉に王手が掛かりづらいのと、敵玉の寄せが見えてきたので。
――2016年以来、2年ぶりの三番勝負ということで、それに向けての抱負をお願いできますか。
谷口 まだ終わったばかりで何も考えていないんですけど、2年前よりいい将棋を指したいなと。
――2年前も同じ里見香奈倉敷藤花との対局でした。
谷口 2局目、3局目の内容が、ふがいなかったので、2年間やってきたことを盤上で出せればいいかなと思います。


【中村真女流三段の談話】
――相振り飛車は予想されていましたか。
中村 そうですね。(過去の対戦でも)ずっと相振り飛車になっているので。
――角を切られて清算したところ(73手目)は形勢はどのように考えられていましたか。
中村 常に難しいんですけど、思っていたより2六の拠点が重かったですね。▲8四歩のタイミング(69手目)を逃してしまったのが、あまりよくなかったかもしれないです。
――指しやすいと思った局面はありましたか。
中村 ▲4二角(101手目)打ったところは勝負になったかなと思っていました。

(玉響)

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