« 2017年9月 | メイン | 2018年9月 »
図の△4四金が華麗なる捨て駒で、後手が勝勢になった。▲同馬は△6五竜から先手玉を下段に落とせる。
■Twitter解説■大平武洋六段>決め手になりそうな一撃。先手玉を押し返せば後手は勝ちが見えてきます。(後手有利)
(吟)
図の▲5三桂成を見て、中川八段は「脱出だ」と話す。伊藤女流二段は入玉がうまい。敵陣に入り込むことができるか。手数は150手を超えた熱戦だ。
「秒読みで、優劣不明の熱戦だね」と中川八段。
(激戦を繰り広げる両対局者。勝って倉敷にいくのはどちらか)
図は△6七歩成とした局面。次は△5七とや△5八とで、△6四竜と馬を抜く手を狙っている。ここにきて、「激戦」、「混戦」という単語が聞こえてくる。伊藤女流二段は60秒未満での着手になっている。
■Twitter解説■大平武洋六段>△6七歩成で後手にも楽しみが出てきました。(互角)
(苦しいと思われていた将棋を里見倉敷藤花はひっくり返すことができるか)
図は▲3七同桂と伊藤女流二段が歩を取った局面。中川八段は「先手玉が堅いですね。あとは先手の馬が大きいです。先手が70:30で優勢でしょう」と話す。
(今年度22勝6敗(0.786)と高勝率の伊藤女流二段。対局数、勝数、勝率、連勝のすべての部門でランキング1位。このまま先勝できるかどうか)
13時55分、対局室におやつが運ばれた。両者、モンブランと紅茶。
(控室に岡山から和菓子の差し入れ。「上品ですね」、「綺麗だ」と評判になっている)
図の▲3五歩に控室では驚きの声。先手は自身の玉頭から動く。継ぎ盤では△3五同銀▲同銀△同角▲6六銀が検討されている。
(▲3五歩に検討陣は楽しそうだ。左から勝又清和六段、中川八段、村田女流二段)
図は伊藤女流二段が▲9五歩△同歩▲4六歩と動いた局面。後手の4五銀が好位置なので、動かそうという手だ。伊藤女流二段の仕掛けは成功するのか。■Twitter解説■大平武洋六段>▲4六歩は先手の勝負手です。△同銀に▲4七歩と打って△3五銀から銀交換に持ち込みます。そのタイミングで攻め合う狙いだと思います。(互角)
(▲9五歩から▲4六歩と動きを見せた伊藤女流二段)
(対局再開。▲9五歩を着手する伊藤女流二段)
(▲9五歩に対して、ほとんど時間を使わずに△同歩と応じる里見倉敷藤花)
(両対局者の脇息がかなりナナメになっている)
(下座側から見た対局室)