2026年4月 3日 (金)

前夜祭(4)

Dsc_2948_3 (伊藤叡王)

「皆様、こんばんは。本日は第11期叡王戦第1局、シンガポール対局の前夜祭にお越しいただき誠にありがとうございます。まずはじめに、叡王戦を主催していただいております不二家様、特別協賛をいただいておりますレオスキャピタルワークス様、ご協賛いただいております、中部電力様、豊田自動織機様、豊田通商様、アパグループ様に、厚く御礼申し上げます。また第1局にご協賛を頂きましたANA様、そして、この海外対局の実現に向けてご尽力いただきました多くの皆様に、心より感謝申し上げたいと思います。
シンガポールでの対局は、私にとってはおよそ半年ぶりになります。半年前に対局で訪れた際は、これが最初で最後のシンガポール対局になるのだろうなと思っておりましたが、まさか半年後にまた戻ってこられるとは思っておらず、とてもうれしく感じております。前回はセントーサ島での対局でしたが、今回は日本人会館での開催となり、対局場所も変わり、また新鮮な気持ちで臨むことができそうです。昨日の観光でも、以前訪れた時とは違った場所を巡ることができまして、シンガポールの新たな魅力に触れることができたと感じております。
さて、今期の叡王戦五番勝負は、昨年に続いて、斎藤慎太郎八段との対戦となりました。斎藤八段の最近の将棋を拝見しても、非常に充実されている印象で、今年も大変なシリーズになりそうだなと感じております。昨年の五番勝負は、内容の面では課題も残りましたが、自分なりに全力を尽くして、充実感の残るようなシリーズにすることができたのではないかと思っております。今年はさらに進化した内容の将棋を指して、より充実した番勝負にすることができればと思います。明日の対局もぜひ最後までご観戦いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします」

Dsc_2982(斎藤八段)

「皆様こんばんは。第11期叡王戦五番勝負の挑戦者になりました斎藤慎太郎です。本日は前夜祭を開催いただきましてありがとうございます。はじめに叡王戦を主催いただいております不二家様、特別協賛をいただいておりますひふみのレオス・キャピタルワークス様、ご協賛いただいております豊田通商様、豊田自動織機様、中部電力様、アパグループ様。叡王戦の開催に携わっていただいている全ての皆様に御礼申し上げます。
私はシンガポールを訪れるのが初めてです。また海外対局も初めてで、楽しみと緊張感があります。今回はシンガポール日本人会の皆様方に大いにお世話になります。よろしくお願いいたします。昨日からシンガポールの文化や風に触れて、良い経験やリフレッシュになっています。新鮮な気持ちで明日からの対局に臨めそうです。
今期も伊藤叡王に挑戦することになりました。リターンマッチと称されそうではありますが、気負わず平常心で挑もうと思います。前期の経験をいかして、新たな熱戦を展開できるように頑張ります」

Dsc_3022(クレメント・オン・アジア文明博物館館長)

「今年は日本とシンガポールの外交関係樹立60周年の節目の年であり、今回の対局は両国の友情と文化交流の深まりを改めて感じさせてくれる誠に意義深い機会となっております。将棋は知性と美しさを兼ね備え、兼ね備えた日本の素晴らしい文化です。明日の伊藤匠叡王と斎藤慎太郎八段の対局をここシンガポールで迎えられることを光栄に存じます。
アジア文明博物館「Let's Play! The Art and Design of Asian Games」と題したアジアのポートゲームに関する展示に加え、今月4月4日今週の土曜日より将棋漫画『3月のライオン』という漫画を通じて将棋の世界をご紹介する展示も開催しております。これからもこれらの展示を通じ、多くの方々に将棋の魅力をより身近に感じいただければ幸いです。明日の対局が素晴らしいものとなり、将棋を通じた交流と友情がさらに広がっていくこととを心より願っております」

Dsc_3057(乾杯の発声はクレメント・オン館長が務めた)