感想戦終了後、挑戦に決まった斎藤慎八段の囲み取材が行われました。
―― あらためまして、2期連続の挑戦となって意気込みをお願いします。
「前期の叡王戦を終わってからは、一応フルセットまで行ったシリーズではあったので。やっぱり足りなかったかという感じで。そこからは成績もだいぶ落としたんですけれども。この叡王戦の本戦が始まるまでに、ちょっと気持ちを切り替えてというか。年が明けてからは、結構、各棋戦でまずまず指せているのかなとは思っていたので。なにか勢いに乗れたのかなと思います」
―― 今日の永瀬九段を相手にした挑戦者決定戦はどのような気持ちで迎えましたか。
「永瀬九段は元々ずっと高勝率ですけど、特にこの1年、ずっと勝たれていて。タイトル戦でも白星を先行されていますので。挑戦者決定戦まで来たけど、やっぱり大変だなと思わされる棋士です。スケジュール的には、1局前の対局から1週間あったので。すべての予定を研究することだけにして、それでも、作戦的なうまくいかないぐらいの相手だと思っていました。でも、スケジュールを挑戦者決定戦に全部注ぎ込んだつもりではあります」
―― 伊藤匠叡王の最近の印象はいかがですか。
「前期の叡王戦を防衛されてから、ずっと勝たれているようなイメージがあるので(笑)。私とのタイトル戦で防衛されて、充実度が増されたのではないかなというか。いい切られ役だったなというふうに思っていたんですけれども。もう一度挑戦するのは、本戦トーナメントを見ると厳しいので。すぐにこのチャンスが回って来るとは、あまり思っていなかったんですけれども。でもまあ、チャンスが来たからには、なにか変えていこうというか。前期の反省を生かせる部分があればなと思っています」
―― 第1局は海外対局です。どんな気持ちで迎えますか。
「こどもの頃から、タイトル戦をたまに海外でされるというケースを見るだけでずっと来て。まさか自分が対局者でそのようなケースになるとは、あまり思っていなかったので。いま本当にタイトル戦に出るだけでも大変というか、そういうところもあるので、本当に巡り合わせというか。対局者になれることは凄く嬉しいですし。ただ、いままでにない経験なので。普段通りの対局ができるか――自分の問題になりますけど、海外で自然にできるのかな、という不安と、挑戦できる楽しみと、どちらもあります」
【五番勝負日程】
第1局 4月3日(日)「シンガポール日本人会」(シンガポール)
第2局 4月18日(土)「アパリゾート佳水郷」(石川県加賀市)
第3局 5月3日(日)「か茂免」(愛知県名古屋市)
第4局 5月23日(土)「犬鳴山温泉 み奈美亭」(大阪府泉佐野市)
第5局 5月31日(日)「柏の葉カンファレンスセンター」(千葉県柏市)
以上で挑戦者決定戦の更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。