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終局後、感想戦に先立ち、主催紙インタビューが両対局者に行われました。
(終局直後の様子。このあと、感想戦に先立ち、主催紙インタビューが行われた)
―― 第2局を勝たれての感想をお願いします。
藤本 第1局に負けていたので、次に負けたら終わりというプレッシャーを感じていたんですけど、それを力に変えることができたかなと思っています。
―― 本局を終えた感想はいかがですか。
藤本 全体的に押し気味に進められていたとは思うんですけど、終盤で勝ちになったと思ったところから、なかなか勝ちにならなくて、何度もそういったことがある終盤戦でした。
―― 第3局に向けての抱負をお願いします。
藤本 この2局を指して、上野さんの強さを嫌というほど分かったので、あまり気負わずに指していきたいと思います。
(上野四段は公式戦初黒星も、淡々とインタビューに受け応えた)
―― 第2局は落とされて、1勝1敗となりました。本局を振り返っていただけますか。
上野 序中盤は失敗気味かなと思っていて、途中、抑え込まれそうで段々と苦しくなってきたんですけど、お互いに残り時間が少なくなってきて、終盤はチャンスが来たと思ったんですけど、一分将棋で正解の順が指せなかったように思います。
―― 勝ちになったと思われた瞬間はあったのでしょうか。
上野 チャンスが来てるとは思ったんですけど、ちょっと正しい順が分からなかったですね。
―― 第3局に向けての抱負をお願いします。
上野 準備をしっかりして、いい将棋が指せるように頑張りたいと思います。
(潤)
第54期新人王戦決勝三番勝負第2局は、181手で藤本四段の勝ちとなりました。終局時刻は17時41分。消費時間は▲藤本3時間0分、△上野3時間0分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。
ともに1勝を上げて三番勝負はフルセットに。第3局は10月31日(火)、大阪市福島区「関西将棋会館」で行われます。
(虹)