« 2009年10月 | メイン | 2010年12月 »
「一局を振り返って、難しい局面が続いていましたが、阿部四段が終始冷静だったように思います。△5八歩(62手目)のところで△4七銀はあったと思います。△5八歩以降は先手に形勢が傾きました。 あと木村八段ご推奨の▲7七桂もありましたが、▲7三銀(77手目)は鋭い決め手でした。 加來さんは残念でしたが、本局は阿部四段の冷静な強さが光る内容でした」(西尾五段)
(本日はご観戦いただき、ありがとうございました)
(文)
(感想戦が終わり、駒を二人がかりで片付ける。通例では上位者が一人で片付けるため、珍しい光景だ)
(阿部新人王が西尾Ustreamに出演! 西尾五段とともに一局を振り返った)
※Ustream動画中継の配信は終了しています。
(インタビューが終わり、一礼)
(インタビューが終わった後すぐに感想戦が始まった)
(勝利した阿部四段。第41期新人王に輝いた)
(敗れた加來アマ、アマチュアとしては初の決勝進出だったが、プロの壁は厚かった)
【阿部健治郎新人王】 「際どかった。気がついたら勝ちになっていた。(1勝1敗で第3局を迎えたことついて)こんなにプレッシャーがかかる将棋は、これからないかもしれないですね。(新人王に決まったことついて)まだ実感はないです」
【加來博洋アマ】 「(3局を振り返って感想を聞かれ)今はまだ……ちょっと言葉にできないです」
(終局直後の阿部四段)
(「しんぶん赤旗」担当記者によるインタビューが行われる。加來アマは席を外していた)
図の▲8六桂を見て、加來アマが投了を告げた。勝利した阿部四段は2-1で三番勝負を制し、新人王に輝いた。
(17時10分の対局室の映像。阿部四段が席を外し、加來アマは頭を抱えた)
図は17時20分頃の局面。加來アマの玉には▲9五歩△8五玉▲7三飛成までの詰めろがかかっている。適当な受けはなく、先手玉は詰まない。局面がはっきりし、控え室では終局近しのムード。加來アマはこの局面で15分以上考え続けている。何を思っているのだろうか。
(控え室を訪れた勝又清和六段)