里見女流四冠の勝利 ▲伊藤-△里見香戦は14時47分、114手で里見女流四冠の勝ちとなりました。消費時間は▲伊藤2時間0分、△里見1時間53分(チェスクロック使用)。勝った里見女流四冠は本戦進出を決めました。 s
終盤戦に突入 図は14時ごろ、70手目の局面。少し前までは里見女流四冠が持ち直してペースを握ったと見られていましたが、現局面は後手玉が薄くなっており、難解な終盤戦となっているようです。 (朝の里見女流四冠)
伊藤女流三段の選択は? 図は60手目の局面。互いに桂を取り合った局面です。ここで伊藤女流三段に選択権があり、▲2六飛や▲2九飛と逃げるか、▲4二とで攻め合うか、岐路に立っています。 (朝の伊藤女流三段)
昼食休憩 図の局面で里見女流四冠が9分考えて12時となり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤1時間13分、△里見46分(チェスクロック使用)。昼食時の注文は里見女流四冠がイレブンのサービスランチで牛肉照り焼き(ご飯半分)、伊藤女流三段の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。
仕掛けを見送る 図は11時30分ごろの局面。里見女流四冠が△8四歩と突いたところです。代えて△2四歩も考えられたところで、▲同歩△3九角▲5八飛△2四飛▲2五歩△2一飛の展開が予想されるところでした。本譜は玉頭を膨らませながら将来の△8五歩を見せ、ゆっくり指す方針です。 (振り駒のあと、歩を並べ直す里見女流四冠。この瞬間は上着を羽織っていた)
長考で角交換 図は10時43分ごろの局面。この▲3三角成に伊藤女流三段は26分16秒使いました。本局は持ち時間2時間のチェスクロック使用の対局であり、かなりの長考と言えそうです。なお、本戦に入ると持ち時間が3時間のチェスクロック方式に、五番勝負では持ち時間4時間のチェスクロック方式に変わります。 (対局開始前、駒を並べる伊藤女流三段)