上田女流四段が挑戦権獲得 ▲伊藤-△上田戦は126手で上田女流四段が勝ちました。終局時刻は16時45分。消費時間は▲伊藤2時間57分、△上田3時間0分。勝った上田女流四段は里見香清麗への挑戦権を獲得しました。五番勝負は7月4日(土)に東京・将棋会館で開幕します。 (琵琶)
後手勝勢 図の△6六桂を見た田中悠五段は、「後手が勝勢ですね」と話す。▲6六同馬は△7八銀成以下、先手玉は即詰みになります。「桂の取り方がないですね」と言葉を続ける。後手玉は鉄壁で、詰めろがかからない。 (挑戦に近づいている上田女流四段)
検討の様子 対局を終えた田中悠一五段、仕事を終えた中村真梨花女流三段、野田澤彩乃女流初段が控室に顔を見せている。野田澤女流初段は、伊藤果八段門下で、上田女流四段とは姉妹弟子。 (モバイル中継を見ながら、継ぎ盤に指し手を並べる田中悠五段。中村真女流三段と継ぎ盤を挟む。中央が野田澤女流初段)
角打ちで攻める 図は▲4三歩成△同金▲3三角成△同桂に▲8二角と打ったところです。桂香の両取りで、伊藤女流三段の攻めが成功するかどうかです。一方の上田女流四段は、8筋を謝らせているのがポイントで、先手玉を狭くしています。 (伊藤女流三段は▲8二角から、うまく攻めを繋ぐことができるか)
昼食休憩 △7四飛の局面で昼食休憩に入りました。△7四飛までの消費時間は、▲伊藤女流三段40分、△上田女流四段1時間12分。対局は12時40分に再開されます。昼食は上田女流四段が「玉子雑炊」(鳩やぐら)、伊藤女流三段の注文はありませんでした。 (鳩やぐらの玉子雑炊。対局のものとは別に注文して撮影しました) ※対局者が考慮中のため、昼食休憩中の撮影は控えました。
開始前の両対局室 (キビキビと駒を並べる両対局者) (上田女流四段) (伊藤女流三段) (上田女流四段の振り歩先で行われた振り駒は、と金が3枚。伊藤女流三段の先手に決まりました。振り駒を行ったのは、記録係の北尾まどか女流二段)