2020年7月31日 (金)

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後手は自玉の堅さを維持しながら、徐々に嫌みな筋を増やして、先手玉に迫りつつあります。
先手は▲3三金としましたが、△8一角として、後手のラッシュがどこかできそう。再び後手がよくなったかの声が挙がりました。

078_800(上田女流四段が自玉の堅さを維持しながら、攻める機会をうかがう)

129図の▲8一飛成で里見清麗が持ち時間を使いきりました。上田女流四段もすでに持ち時間がなく、両者一分将棋になりました。形勢は先手がよさそうなものの、後手陣も堅くまだはっきりしていないようです。

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図の▲4三歩成は里見清麗の軽妙手。△同銀には▲5五歩△4四飛▲4五歩で飛車を捕獲できます。

後手の上田女流四段はそれを嫌って△5六飛と切りましたが、▲同金と取って飛車を手持ちにすれば、先手にも楽しみが多い局面といえます。▲5一飛~▲3一飛成の狙いが間に合ってくれば先手勝ちです。

後手からの△4四桂も味がいいので難しいものの、逆転して先手がよくなったかもしれないといわれています。074_800

(中盤から相手を迷わせる手を連発していた里見清麗の努力が実ったかもしれない)

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どちらも厳しい狙いがある局面。2四角と4九飛に当たっており、先手は▲4三歩成、後手は△4六桂の狙いが厳しいでしょう。総合すると複雑な局面といえます。こういうときは、ちょっとしたミスが致命傷になりかねません。

9917時頃の局面。▲9五歩までの消費時間は▲里見3時間31分、△上田3時間25分。どちらも残り時間は30分ほどです。

先手は4四歩の拠点を残したものの、9七桂は取られる形になりました。後手からは9七桂を取って、△4六桂と攻める筋があります。先手もポイントを挙げたものの、後手がリードし続けているようです。

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82後手がずっとリードを保っているといわれていましたが、図で△9四歩と手を渡してどうなったか。△9五歩~△9六歩の確実な狙いではあるものの、すぐに効果が現れる手ではありません。
指された瞬間は先手にチャンスが来たかと控室が色めき立ちましたが、検討してみると具体的な手段は見つかりません。後手の上田女流四段としては、受け止める自信があっての△9四歩でしょう。先手の里見清麗としては、ここで形勢の差を詰めたいところです。065_800(上田女流四段が手渡し。リードを保っているか)

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▲5八金は里見清麗の強さを示した手との評判です。後手がリードしているものの、焦点がぼやけてきて、何を指すべきか難しくなってきています。対して、先手は▲4九飛や▲4七金を狙いとしています。

本筋は△3七歩成▲同銀に△2四角かといわれていますが、後手を引くため、やや不満。常務理事の鈴木大介九段は自分なら△3七歩成▲同銀△同角成▲同玉△6五歩と指しそうと話します。荒い印象もあるが、先手の指し手が難しいようです。

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(里見清麗が苦しい形勢ながら、相手の手を難しくする辛抱を続けている)

66「上田陣は健在で、弱体化していないですよね」と塚田九段。後手が有利になっているといいます。
先手は苦労していますが、「ちゃんと苦労するのが大事」(塚田九段)で、普通に指していては形勢差が広がりそうで、先手はいろいろと嫌みをつけてまぎれを求めたい場面です。

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(上田女流四段が序盤から中盤の入り口でリードを奪った)