2020年8月 6日 (木)

13時20分の控室の様子です。継ぎ盤の前には西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長が加わり、深浦九段と意見を交わします。また、常務理事の鈴木大介九段も姿を見せました。

Dsc_0708 (和やかな雰囲気の控室)

202008066312時になり、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲上田2時間3分、△里見香56分。昼食の注文は両者とも「うな重(梅)・ご飯少なめ、肝吸」(ふじもと)です。対局は13時に再開されます。

Dsc_0681(両者ともうな重(梅)・ご飯少なめ、肝吸の注文だった)

午前の控室の様子です。深浦九段が継ぎ盤を使って検討中。あまり会話はなく穏やかに時が流れています。

Dsc_0672 (里見香清麗側から検討する深浦九段)

Dsc_0673 (50手目△5四桂の局面。深浦九段は前期の清麗戦五番勝負でもあったような攻め方と指摘した。調べてみたところ、確かに類似した将棋が指されていた)

【第1期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第3局 ▲甲斐智美女流五段-△里見香奈女流五冠(肩書は当時)】

http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/1/seirei201909070101.html

本日の両対局者の午前のおやつには「CAFE Ohzan」から『ナッツミルクチョコレート』、『ストロベリー&ジュエルチョコレート』、『ラズベリーホワイトチョコレート』。「王様堂本店」から『昔かきもち』が提供されています。

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【CAFE Ohzan】

https://www.ohzan.jp/

【王様堂本店】

http://www.osama-do.co.jp/

202008064610時を回り、少しずつ中盤の難所を迎えつつあります。上図は△2四角と上がった局面。この手は24分の考慮でした。▲5五銀左を許すので大胆ですが、以下△同銀▲同銀△3三角▲5六歩△6五銀が一例で、後手も十分戦えるようです。△8四桂の筋がいつでもあるのと、3九飛が現状中途半端なため、先手も歩を取るには覚悟が必要です。上田女流四段は時間を使っています。

Dsc_0632 (朝の上田女流四段)

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戦型は里見香清麗のゴキゲン中飛車に対し、上田女流四段の超速になりました。この局面まで今期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第2局と同じ進行です。その将棋は△6四歩と突きましたが、里見香清麗はここで△5一飛と手を変えました。以下▲3七桂△3二金▲9六歩△9四歩▲2九飛△1四歩▲6八金上△6四歩▲4五桂と進んでいます。

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Dsc_0665(里見香清麗は勝負の一番で得意戦法のゴキゲン中飛車を採用した)

定刻の9時に対局が開始されました。

Dsc_0651(両者とも深々と一礼)

Dsc_0655(先手の上田女流四段。初手は▲7六歩)

Dsc_0660(後手の里見香清麗の2手目は△3四歩)

Dsc_0663(3手目▲2六歩を指す上田女流四段。序盤はスラスラと手が進んでいる)

Dsc_0602(8時25分ごろの特別対局室。記録係の山根女流二段が準備に取り掛かっていた)

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Dsc_0604(お盆周りにはアルコール除菌スプレー、アルコール除菌ウエットティッシュが用意されている)

Dsc_0608(8時42分。西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長(左)、対局立会人の深浦康市九段(中央)、常務理事の清水市代女流七段(右)が両者の到着を待つ)

Dsc_0610(8時45分、里見香清麗が到着)Dsc_0614(8時46分に上田女流四段も到着した)

Dsc_0617(8時49分、里見香清麗が駒箱を手に取る)

Dsc_0638001(駒を並べる両者)

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