（本日の「グランドニッコー東京 台場」）

（お台場は梅雨が明け、予想最高気温は33度。「グランドニッコー東京 台場」ではミストシャワーが活躍していた）

（サファイアブルーのウエディングロードと大階段チャペルを有するチャペル「グランデュール」）

13時30分、現地では大盤解説会が始まりました。すでに参加者は90人を超えています。

（高見七段）

（飯野愛女流初段）

対局再開からテンポよく指し手が進みましたが、形勢は「先手が苦しそうですね。甲斐女流五段はここで踏ん張らないといけません」と中村太七段。先手は▲５五馬と引けないので、▲７四歩からのコビン攻めになかなか迫力が出ません。

（指し手が進み、検討陣のモニタに注目が集まっている）

（飯野健二八段が来訪した。第５局の立会人を務める）

（対局再開前。13時に対局が再開され、バタバタと手が進んだ）

（△３六飛まで進み、甲斐の手が止まった）

（昼食休憩時の対局室）

（甲斐女流五段側から見た、現局面。本局に使われる駒は思眞師作、清安書の盛上駒。思眞師から提供された。盤はヒューリック株式会社の西浦会長が所有するもの。昨年の棋聖戦でも使われ、裏には豊島将之八段（現名人）と羽生善治棋聖（現九段）の揮毫が入っている）

（甲斐女流五段の玉将）

（里見女流五冠の王将）

12時、里見女流五冠の手番で昼食休憩に入りました。昼食注文は、ともに「山梨県産オーガニック卵とパンチェッタのスパゲティ　カルボナーラ　スープ・パン付」。甲斐女流五段はアイスウーロン茶も頼みました。消費時間は▲甲斐１時間55分、△里見１時間３分。対局は13時に再開されます。

（昼食はカルボナーラ）

甲斐女流五段が▲４五歩と仕掛けました。△同歩は▲７四歩△同歩▲５五角の筋があり、これは玉頭の位が生きます。里見女流五冠は△３六歩▲同歩△４五金とさばきにいきました。

今年４月の第１期ヒューリック杯清麗戦予選、▲里見香－△甲斐戦をご紹介します。

戦型は里見香女流四冠の５筋位取り中飛車。▲７七桂に△８六歩▲同歩△４五歩と仕掛けました

中盤は甲斐女流五段が桂得になり、△４六桂で駒得の拡大に成功します。

里見香女流四冠は必死に粘りますが、甲斐女流五段が146手で押し切りました。

ふたりの対戦成績は里見21勝、甲斐７勝。直近の対局は今年４月の第１期ヒューリック杯清麗戦予選で、甲斐女流五段が制しました。

【2019年4月12日　第1期ヒューリック杯清麗戦予選　里見香奈女流四冠（現五冠）　対　甲斐智美女流五段】

番勝負の対戦は、2012年の第23期女流王位戦五番勝負（里見勝ち）、2013年の第24期女流王位戦五番勝負（甲斐勝ち）・第21期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負（甲斐勝ち）、2015年の第26期女流王位戦五番勝負（里見勝ち）・第23期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負（里見勝ち）があります。里見女流五冠から見て、３勝２敗です。

午前のおやつは、里見女流五冠がアイスカフェオーレ、甲斐女流五段はフレッシュカットフルーツ、アイスレモンティーです。

（アイスカフェオーレ）

（フレッシュカットフルーツ、アイスレモンティー）

（撮影用に注文したものは、検討陣に提供された）