ふたりの対戦成績は里見21勝、甲斐７勝。直近の対局は今年４月の第１期ヒューリック杯清麗戦予選で、甲斐女流五段が制しました。
【2019年4月12日 第1期ヒューリック杯清麗戦予選 里見香奈女流四冠（現五冠） 対 甲斐智美女流五段】
番勝負の対戦は、2012年の第23期女流王位戦五番勝負（里見勝ち）、2013年の第24期女流王位戦五番勝負（甲斐勝ち）・第21期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負（甲斐勝ち）、2015年の第26期女流王位戦五番勝負（里見勝ち）・第23期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負（里見勝ち）があります。里見女流五冠から見て、３勝２敗です。
午前のおやつは、里見女流五冠がアイスカフェオーレ、甲斐女流五段はフレッシュカットフルーツ、アイスレモンティーです。
（アイスカフェオーレ）
（フレッシュカットフルーツ、アイスレモンティー）
（撮影用に注文したものは、検討陣に提供された）
戦型は里見女流五冠の三間飛車。△３三金は押さえ込みを図る力強い手で、里見女流五冠は今年６月の第91期ヒューリック杯棋聖戦一次予選の都成竜馬五段戦で、同じ作戦を指して勝利しています。
（控室の継ぎ盤では、第91期ヒューリック杯棋聖戦の▲都成－△里見香戦が並べられている）
（９時、対局が開始されました）
（甲斐女流五段は初手▲２六歩）
（里見女流五冠は△３四歩と応じた）
（先に入室したのは甲斐女流五段）
（里見女流五冠は上座に着いた）
（ややあって、駒箱が開けられた）
（西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長が振り駒を行う。と金が３枚出て、甲斐女流五段の先手が決まった）
日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントでは、長谷部浩平四段の解説をお送りします。解説内容は棋譜コメントに随時、転載されます。
おはようございます。本日のスケジュールは以下の通りです。
９:00 対局開始
10:00 おやつ
12:00～13:00 昼食休憩
15:00 おやつ
（対局室からの眺め。レインボーブリッジの後ろには東京タワーが見える）
（記録係の野田澤女流１級が対局の準備を始めていた）
大盤解説会の情報は、下記の通りです。
現地大盤解説会（当日受付）
■日時
令和元年8月3日（土） 受付13：00 開始13：30～終局まで
■場所
「グランドニッコー東京 台場」のB1階「シャトレ」
■定員
150名
■参加費
1,000円
■出演棋士(予定)
解説：高見泰地七段
聞き手：飯野愛女流初段
ゲスト：中村太地七段（立会人）
（飯野女流初段が司会を務め、中村太七段と高見七段が明日の見どころを語った）
「女流棋界を引っ張る２人の最高峰での対局。予選では甲斐さんが勝っているが、それを踏まえてどのような戦いになるか。里見さんが先後どちらでも中飛車にすると予想します」
「ここでは昨年も棋聖戦で大盤解説を担当したので、経験を生かして盛り上げたい。戦型は里見さんが振り飛車にすると思うので、甲斐さん次第。居飛車対振り飛車になると思います」
19時30分、前夜祭は盛会のうちに終了しました。
（滝祐子さん、内山あやさんから花束が贈呈された）
（明日の意気込み 里見女流五冠）
「新棋戦の発表があった日は驚き、励みになった。第１期のタイトル戦を戦える喜びを実感している。自分の力を十分に発揮できるよう、集中して頑張りたい」
（明日の意気込み 甲斐女流五段）
「里見さんという強い方と、大きな舞台で戦えることがうれしい。素敵な対局場を用意していただいた。感謝の気持ちをこめて一局一局、一生懸命指していきたい」
（ここで対局者は明日に備えて退出。120人を超える参加者が拍手で見送った）