(1勝1敗のタイに戻した加藤女流四段。完勝だった)
――序盤の駒組みについて。
加藤 (30手目△4五歩で後手に動かれて)相手の手に乗って指していくしかないのかなと。方針がちょっと微妙だったかなと思って指していました。
――▲1五角(75手目)のあたりは形勢をどう判断していたか。
加藤 ▲6四歩(71手目)のところは▲5九金との比較だったのですが、▲6四歩が入ると思い込んでしまって、本譜の順がよくわからなかったといいますか、▲6三歩成(77手目)に△同金(本譜は△同玉)とか、もしかしたらあるのかなと思って、あまりしっくりきていませんでした。
――指せる手ごたえを得た局面は。
加藤 ▲6四桂(87手目)と打って(後手玉を)捕まえられそうな気がしました。
――次局に向けて。
加藤 私にとっては1局でも多く指せることはとてもうれしいので、また次局に向けて準備をしたいですし、体調も整えたいと思います。
――△4五歩(30手目)で前例から変化した。
福間 手の広い局面で難しいかなと思っていました。
――△5六歩(42手目)あたりの中盤の攻防について。
福間 こちらは歩切れで攻めがつながるかどうかだと思っていました。
――どこがポイントの局面だったか。
福間 急な流れになってしまったので、もう少しゆっくりした展開を選ぶべきだったと思います。
――次局に向けて。
福間 力を出しきれるように頑張りたいと思います。