2024年7月10日 (水)

長考の桂打ち

2024071043

39分の長考で指された▲7四桂に、控室が反応しました。△7五銀▲同銀△同飛を防いだ意図ですが、あまり筋のいい手ではありません。本田女流三段は意外そうな声を上げ、飯野八段は「第一感だったんだけど恥ずかしくて言えなかった」と苦笑いを浮かべていました。小山直四段はすぐに△8三桂を示します。7五歩を取ってしまえば7四桂がタダで取れる仕組みです。そこで先手はどう切り返すのか。福間清麗の構想に注目です。

Dsc_0393(大盤解説会の解説を務める小山直四段。飯野八段の隣に座り意見を述べる)

Dsc_0391(本田女流三段。「ここにいる3人はみんな居飛車党だから(振り飛車を持って)さばけない」と話して場に笑いが)