2024年5月31日 (金)

終局後インタビュー

Dsc_2587 (挑戦権を獲得した加藤桃子女流四段)

――一局を振り返っていただけますか。

加藤 序盤は模様をどう取るかというところがありました。▲7五歩(29手目)から▲7六銀引(39手目)と収まったあたりはまずまずと思っていました。でも、片寄るので反撃が怖かったところもありました。本譜は割と押さえ込むことが出来たと思います。

――どのあたりでリードできたと思いますか。

加藤 駒得になったところは少しいいのかなと思いましたが、流れ弾に当たるといけないので、最後まで気を引き締めて指していました。

――どのあたりで勝ちになったと思いますか。

加藤 ▲6一角(93手目)と打って、後手に味のいい受けがないので(勝ちになったと思います)。

――五番勝負の抱負をお願いします。


加藤 挑戦するからには取りにいきたいですし、自信を持って指したいと思います。

Dsc_2596 (敗れた西山朋佳女流三冠は2期連続の挑戦はならず)

――本局を振り返っていかがでしたか。

西山 一手一手考えながら指す展開でしたが、少し自信がないと思いながら指していました。

――どのあたりで形勢を損ねてしまったと感じましたか。

西山 模様が悪いと感じていましたが、アヤを求めるのが難しい展開にしてしまったので、最初の段階でもうちょっと主張を作る指し方があったのかなと思いました。

Dsc_2589 (終局時の盤面)