前例のない形に進む 西山女流三冠が、手損で角を換えて駒組みを進める趣向を見せました。 ▲3八玉まで進み、既に実戦例はなくなっています。後手が飛車先の歩を手持ちにしたのに対し、先手は▲8四歩を保留しています。△7二金と上がっている後手が、玉をどこに動かすかが序盤の注目点です。 (手損でも角交換する趣向を見せた西山朋佳女流三冠) (控室には第3局の記録係を務めた木村朱里女流1級が来訪。井上慶太九段と継ぎ盤を挟む)