2023年8月

2023年8月 8日 (火)

両対局者は感想戦の前に大盤解説会場に姿を見せました。

Ooban10 (両者登壇。西川六段、村田女流二段とともに振り返る)

Ooban11

Ooban12 (西山女流三冠は自信を持っていた手順に誤算があった)

Ooban13 (最後に一言ずつお客さんに向かって挨拶)

Ooban14 (西山女流三冠は再起を誓う)

Ooban15

Chokugo01(タイトル防衛にあと1勝と迫った里見香奈清麗)

Chokugo03 (西山朋佳女流三冠はあとがなくなった)

Chokugo05 (山崎八段を交えて軽く振り返られていた)

Chokugo07 (インタビューに答える里見清麗)

―序盤について?

里見 見たことのない序盤で、考えていませんでした。西山さんからさばかれるかと思ったのですが、よく分からなかったです。

―昼食休憩後、51手目▲3三角成で竜と馬を作ったあたりは?

里見 竜と馬ができたところは指しやすいのかなと思っていました。

―61手目▲6六歩は控室で好評。このあたりの形勢判断は?

里見 形勢はいいのかなと思っていたのですが、自然に指そうかと思っていました。指しやすいと思っていました。

―次局への意気込み?

里見 次局も先後が決まっているので、一生懸命頑張りたいと思います。

Chokugo08(同じく西山女流三冠)

―中飛車に対して四間飛車は事前の用意か?

西山 想定ではなかったのですが、できるだけ対応できるように考えていました。

―40手目△2五飛の形勢判断は?

西山 39手目▲4六銀直に対して3通りくらい応手があるかと思っていて、どれもそんなに悪くないような気がしていました。そのあたりが形勢判断が甘かったのかと思います。△2五飛は多分、いちばんやってはいけない手かなと思います。

―56手目△3七歩のあたりの形勢判断は?

西山 そのあたりはだいぶ苦しいかと思っていました。

―次局に向けて?

西山 本局ひどい内容を指してしまったのですが、できるだけ切り替えて次局に挑みたいなと思います。

Seirei202308080101_89五番勝負第3局は89手で里見清麗の勝ちとなりました。終局時刻は15時52分。消費時間は▲里見2時間53分、△西山2時間58分(チェスクロック使用)。里見清麗は2勝1敗としました。第4局は8月23日(水)、福島区の関西将棋会館で行われます。

センタラグランドホテル大阪は南海なんば駅からなんばパークスを抜けてすぐの立地です。

Nankai01 (対局室の東側窓に寄って真下を見下ろす)

Nankai02 (なんば駅で発車を待つ電車たち)

Nankai03 (路線は山側に行く高野線と海側に行く南海線に大きく分かれる)

Nankai04 (対局室の窓からは南にまっすぐ伸びる分岐前の線路が見える)

Nankai05 (高野線沿線には西山女流三冠のふるさと、大阪狭山市がある)

Nankai06 (パークスガーデンで発見した展示。南海の線路を走る特急等)

Nankai07 (鉄仮面のようなラピートはなんばと関西空港とを結ぶ)

Seirei202308080101_70局面はあまり滞ることなく進み、後手の攻め駒の少ない展開になりました。先手は手番が回れば一気に襲いかかれそうです。

Nishiyama02 (竜をぶつけた西山女流三冠。勝負形に持ち込めるか)

Ooban04 (大盤解説会には石本女流二段がゲスト出演していた)

パークスガーデンは緑あふれる都市公園。屋上緑化大賞で国土交通大臣の表彰も受けています。

Garden08 (パークスガーデンを上層階に登っていくと、見覚えのある建物が)

Garden09 (そこかしこに有名人の手形があった)

Garden10 (こちらは第48代横綱大鵬のもの)

Garden11 (最上層は9階。緑の中に休憩のできるベンチがある)

Garden12 (ガイドマップを参照して歩くのもよさそうだ)

15時、両対局者に午後のおやつが別室に出されました。里見清麗はフルーツ盛り合わせ、西山女流三冠はフルーツ盛り合わせとカシスマカロン。対局室に出される飲み物は里見清麗がノンカフェインアイスカフェオレ、マンゴージュース、西山女流三冠がカフェラテ、パイナップルジュース、マンゴージュース。里見清麗のおやつは少し早めのリクエストがあり、西山女流三冠の飲み物は対局再開時に出されています。

Oyatsu08 (中央のピンクの花は食べられる。手前の黄色いバラはマンゴー)

Oyatsu10 (西山女流三冠はさらにカシスマカロンを頼んだ)

Oyatsu12 (里見清麗の飲み物)

Oyatsu14 (西山女流三冠の飲み物)

Seirei202308080101_56里見清麗は竜と馬を作り、相手の角を閉じ込めました。西山女流三冠はアヤを求めて25分の考慮で△3七歩と垂らしています。

Satomi02 (里見清麗は大駒を成れて不満なしか)

Hikae06 (控室に糸谷哲郎八段来訪。兄弟子である山崎八段の継ぎ盤に加わる)

タイトル戦現場への棋士、女流棋士の来訪も緩和されました。

Hikae01 (室田伊緒女流二段は昼食休憩中に到着。大盤解説会前の村田女流二段と)

Hikae02 (石本さくら女流二段。コロナ禍前から近場のタイトル戦会場に足しげく通う)

Hikae03(室田女流二段と継ぎ盤を囲む)

Hikae04(立会人の山崎八段が読み筋を披露していた)

Hikae05 (さらに榊菜吟女流2級も来訪。第4局の記録係を務める)