五番勝負を第1局から振り返ります。
第1局の先手は振り駒の結果、里見清麗になりました。戦型は相振り飛車になり、上田ペースから里見清麗が盛り返します。
図は▲3五歩△同飛を利かせたところで、▲6四角が好手でした。
△7三銀なら▲6三歩△同金左▲4六角から▲6四歩が決まります。実戦は△7三桂▲4六銀左△3四飛▲3五歩△2四飛▲7三角成△同銀▲3六桂と進み、里見優勢になりました。
飛車の逃げ場所がありません。そのまま里見清麗が押し切り、第1局を制しました。
【2020年7月4日 第2期ヒューリック杯清麗戦五番勝負 第1局 里見香奈清麗 対 上田初美女流四段】