考えたすえに平凡な手 ▲3六飛で昼食休憩入りしましたが、里見清麗はなかなか指しませんでした。 「後手に3、4通りの候補手があって、ガラッと展開が変わるんですよ。里見清麗は分岐点で、主導権を握っているともいえますけど」(中川八段)実戦は、約47分考えて△4五銀でした。 飛車を追い払い、△5六歩から大駒を働かせようとしています。「平凡な手だね。平凡な手のなかに妙手あり。大山康晴十五世名人はそうだったね」(中川八段) (13時30分過ぎの対局室)