2020年7月31日 (金)

終局後インタビュー

終局直後、両対局者にインタビューが行われました。

088_800

(勝った上田女流四段)

――序盤はいかがでしたか。
上田「5筋を突かずに▲5八飛とされる将棋は指したことがなくて、ちょっとわかりませんでした」

――△2四角のあたりは。
上田「相手が何を指してくるかもわかっていなかったので、自信があるわけではありませんでした」

――中盤は後手ペースと控室では評判でした。
上田「はっきりよくする順がわかりませんでした。激しくいく順も考えていましたが、うまくいかなかったときの代償が大きいので……。どこかで決断しないといけませんでしたね。本譜は自信のない展開になりました」

――終盤は二転三転していたでしょうか。
上田「そうですね。はっきり自信のない局面もありました」

――勝ちを意識したのはどのあたりでしたか。
上田「△2三飛のところは正確に指せれば、と思いました」

――カド番から1勝を返しました。
上田「第2局はひどい将棋を指してしまったので、ひとつ返せてよかったです」

――第4局は先手番になります。抱負を聞かせてください。
上田「第2局は先手番を生かせなかったので、しっかり準備したいと思います」

089_800(敗れた里見清麗)

――序盤はいかがでしたか。
里見「神経を使う将棋になったと思いました」

――△2四角に長考されました。
里見「守勢の将棋になってしまって自信はありませんでした」

――じわじわと追い上げていったと思いますが、手応えを感じた局面はありますか。
里見「具体的にはわかってなくて、ずっと苦しいと思っていました」

――第4局の抱負を聞かせてください。
上田「体調に気をつけて、またがんばりたいと思います」